歩き方ともも裏の痛みの関係

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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】

 

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お尻の付け根、もも裏からふくらはぎにかけて痛みがある。。。

座骨神経痛?。。。

そういった症状をお持ちの方を最近よくみます。

座骨神経痛とは腰から足にかけて神経が通っており、その神経が腰回りで圧迫されるとお尻、もも裏、ふくらはぎ、スネなどにしびれや痛みが生じる現象です。

しかし、もも裏やお尻が硬くても上記のような現象は起きます。

その原因の一つとして歩き方や姿勢に特徴があることがあるので、ご紹介させていただきます。

問題となる姿勢としては骨盤が前に傾く、いわゆる反り腰だったり、お尻が後ろへ突き出される前のめりになるような姿勢をとったときにもも裏の筋肉に負担がかかることが多いようです。1)

特にこの姿勢は足を一歩踏み出した時に起こることが多く、日ごろ座ることが多い方など股関節の前が硬い方はなりやすい姿勢でもあります。

こういった姿勢をとると、強制的にもも裏の筋肉は引き延ばされますが、引き延ばされすぎると前に倒れてしまうため同時に収縮する力も働きます。

このように常にもも裏の筋肉やお尻の筋肉が張った状態になるため、もも裏の深層を走っている座骨神経も滑りにくくなってしまい、痛みやしびれなどといった現象が起きてきます。2)

また、着地の柔らかさに着目した研究では、

着地方法に関わらず,CCI が大きい着地では,loading rateも大きくなるという関係が示された.これは,大腿四頭筋とハムストリングスの共収縮が大きい着地では,膝関節を固めるようなスティフネスが高い動作となり,主動作筋による効率的な衝撃吸収ができていないことによって,loading rate が大きくなったと考えられる.3)

つまり膝を固めるにはもも周りにギュッと力を入れることが必要になるのですが、膝が痛い方が階段を降りる時はこのような力の入れ方で膝を守ろうとすることが多いですし、そうせざるおえない方も多いと思います。(今回はそれが良い悪いではなく、もも裏の力の入れ具合に着目)

それを繰り返すことでもも周りが硬くなり座骨神経痛のような症状を引き起こすことがあると考えます。

ということで、筋肉を柔らかくするのと歩く姿勢を良くする必要があります。

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上記ストレッチは先ほどお話した筋肉を柔らかくしたり、滑走させたり、姿勢を良くしたりするコンディショニングなのでぜひやってみてください!

 

 

まとめ

①座骨神経痛のような痛みを出す原因の一つは姿勢や歩き方

②骨盤やお尻が後ろに出ている姿勢は座骨神経周りに負担をかける

③ストレッチなどのコンディショニングが必要

いつまでも歩き続けるためにはまず身体が健康でなければなりません!

上記を意識して疾患を一緒に予防しましょう!

 

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参考文献

1)入谷誠,園部俊晴.入谷誠の理学療法評価と治療の実際.運動と医学の出版社.2020.

2)成田崇也.成田崇也の臨床腰痛.運動と医学の出版社.2023.

3)小松 佳路, 石井 慎一郎, 櫻井 好美, 山本 澄子, 着地動作の柔らかさによる大腿四頭筋とハムストリングスの共収縮の違い, バイオメカニズム学会誌, 2023, 47 巻, 4 号,