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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくりを提供いたします。
前回は「正しい姿勢が大切なポイント③~正しい姿勢は動きやすい~」をご紹介しました。
今回は「正しい姿勢が大切なポイント④~正しい姿勢は見た目が綺麗~」をご紹介したいと思います。
50-60歳が境界線?
20歳代における大腿前部の筋肉量は,体重1kg当たり25g位が平均である.それが年と共に低下し,50歳以降を平均すると,1年間で約1%の割合で落ちる.さらに,50-60歳にかけて約10%筋肉が減少する.1)
なぜそもそも見た目が悪くなってしまうのでしょうか?
上記の通り、20代以降筋力が徐々に落ち始め、50-60歳にかけてそれが加速ししていきます。
正しい姿勢を維持するためには筋力が不可欠となりますが、このように筋肉量自体が落ちてしまうことで、身体を支えられなくなってくる可能性があります。
身体を支えられないので自然と猫背になる事で見た目に変化が出てきます。
実際に歩く姿勢で見た目は幾つみ見えるか?の評価した研究では、
見た目年齢の評価において,30代の回答が多かった.その理由としては,歩行速度は60歳ごろから急速に低下するとの報告があるように,若年層と中間層では大きな変化がない印象を観察者が持っており,高齢層ではない印象を持つ場合にそれらの代表として中間の30代を選ぶ傾向になっていたと考えられる.2)
としており、50-60歳ごろが一つの節目であることがうかがえます。
寝たきりになる可能性もある
このように筋肉が少なくなってしまうことで、見た目も悪くなりますが、何より歩けなくなる可能性も大きくあります。
筋肉のボリュームが少なくなるということは, 筋線維が萎縮し,細くなることを意味している.体重1kg当たり10gが「寝たきりライン」といわれている.この値が10g以上でもぎりぎりだと,風邪をひくなどして寝込んだ場合には筋が萎縮し(2日で約1%),10gをきってしまう.その結果,病は完治したが筋力が無くて歩けないという状態になることがある.1)
そのため歩いている見た目が気になりだしたら早めに予防しておくことをお勧めします。
特に歩行に関しては以下のポイントが若く見える歩行の特徴、つまりまだ筋力が衰えていない証拠でもあるので気を付けてみましょう!
⑴速く歩く
⑵背筋が伸びる
⑶腰が良く回転する
⑷つま先が前を向く
⑸膝の向きの左右差を小さくする
⑹頭の前後左右の揺れを少なくする
いかがでしょうか?鏡を見たり、写真を取ったりして自分の歩く姿を見てみましょう!
まとめ
今回は「正しい姿勢が大切なポイント④~正しい姿勢は見た目が綺麗~」をご紹介しました。
①50-60歳頃が衰え時
②見た目の衰えは筋力の衰え
③6つのポイントを自分と照らし合わせてみましょう
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参考文献
1) 柳川和優:高齢者の歩行動作特性.広島経済大学研究論集 第28 巻 第2号 2005年.
2)市川 将, 武市 一成, 田川 武弘, 品山 亮太, 西脇 剛史, 歩行姿勢に基づく見た目年齢評価式の開発, バイオメカニズム, 2018, 24 巻, p. 7-16.