五十肩にならないために

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

BC-bodyでは【予防医学】の観点から

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今回から【五十肩について】をご紹介したいと思います。

 

起きやすい年齢

癒着性関節包炎は 50~70 代に好発する 。¹⁾

癒着性関節包炎患者の 84.4%は 40~59 歳の年齢層にあった 2)。¹⁾

⇒40~70歳代と幅広く、50歳以外もなる可能性がある

どんな人?

五十肩が肩関節構成体の加齢による変化を基盤として発症する点は諸家の異論のないところである。²⁾

⇒加齢により痛みやすくなると言われている

癒着性関節包炎は座業中心の労働者に好発する。¹⁾

肉体労働者よりもデスクワーカーに多いとの報告 17,18)がある。³⁾

⇒デスクワークの方に多い

 

原因は?

腱板疎部の炎症と関係性などが指摘されている。⁴⁾

⇒腱板疎部の痛みと関係する可能性がある

 ⁶⁾

上部僧帽筋の活動が下部僧帽筋の活動より高くなる傾向がある。下部僧帽筋の活動不足は凍結肩患者のリハビリテーションを行ううえで、考慮すべき重要な点である。¹⁾

⇒僧帽筋下部の働きが悪くなりやすい

 ⁶⁾

SBALは肩と上肢の挙上(外転)も制御し、肩甲帯から胸郭や脊柱が不安定状態になる場合に酷使される傾向がある。⁵⁾

⇒体幹が弱いと肩甲骨周りの筋肉が固まりやすい

肩甲下筋は、肩のバランスを保つために、DBAL複合体の一部として重要な役割を果たしている。⁵⁾

⇒肩甲下筋は肩の安定に重要

姿勢

10 代から 70 代の健常人 1,801 人の脊柱彎曲度を調べた研究によると、加齢により胸椎の彎曲(後彎)が大きくなりその頂点が下方へ移動し、さらにその代償として頚椎の彎曲(前彎)は増強し、腰椎の彎曲(前彎) が減少して脊柱の力学均衡を保持するとしている。²⁾

⇒年齢を重ねると猫背になりやすい

この五十肩の初発像である上腕二頭筋長頭腱腱鞘周囲の炎症の原因こそ、胸椎の後彎の増大により重心線から離れた上肢(図2-b,図3-a)を引き寄せるために生じる広背筋、上腕三頭筋と上腕二頭筋の過剰な収縮による肩甲骨の内下方と肩甲上腕関節の関節軸の前上方へ移動することで生じる上腕二頭筋長頭筋腱の機械的圧迫の増加である(図2-c,図3-b)と考えられる。²⁾

⇒猫背だと五十肩になりやすい

 

予防と改善

凍結肩患者に対して、スリング、抗炎症剤、ホットパックによる疼痛コントロール後、1 日 2~3 回の振り子運動と低負荷でのセルフストレッチを行った結果、平均 14 か月で可動域が改善し、痛みを伴わずに日常生活が可能となった。¹⁾

通常は 2 年以内に拘縮や疼痛が軽快するとされている 19)が、海外では、4 ~ 5 年前後の経過観察の結
果、40%程度になんらかの症状が続いていたとされる報告がある。³⁾

⇒一度痛むと1~2年と痛みが長引くことも少なくない

1 日 30 分のプールやジムでのエクササイズ、干渉波、マッサージなどの個別リハビリテーションは、凍結肩に対して疼痛および筋力改善に有効であった。¹⁾

10 人の凍結肩患者に対して 3 か月間の理学療法を施行した結果、全ての患者で肩甲上腕リズム、自動関節可動域、動作時痛、夜間痛の大きな改善が認められた。¹⁾

⇒運動や柔軟は有効

この五十肩の初発像である上腕二頭筋長頭腱腱鞘周囲の炎症の原因こそ、胸椎の後彎の増大により重心線から離れた上肢(図2-b,図3-a)を引き寄せるために生じる広背筋、上腕三頭筋と上腕二頭筋の過剰な収縮による肩甲骨の内下方と肩甲上腕関節の関節軸の前上方へ移動することで生じる上腕二頭筋長頭筋腱の機械的圧迫の増加である(図2-c,図3-b)と考えられる。²⁾

⇒姿勢を綺麗に保つと予防に繋がる可能性がある

 

まとめ

今回は【五十肩】について紹介していきました

デスクワークの方に多い

猫背だと五十肩になりやすい

・姿勢を綺麗に保つと予防に繋がる可能性がある

次回は【五十肩の予防につながる運動】について書いていきます。

 

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この記事を書いた人↓↓

がじゅまる整骨院院長(加藤由基)

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参考文献

1)立花 孝,理学療法ガイドライン第1版,一般社団法人 日本理学療法学会連合,2016 年 

2)松本 和久,日本における東洋医学に基づく五十肩の発生機序とその治療,日本東洋醫學硏究會誌 第参巻,2017年

3)山崎 重人,肩関節の理学療法~肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)の理学療法において必要な知識~,理学療法の臨床と研究 第 25 号,2016年

4)藤澤 宏幸,肩関節の身体運動学と運動療法,理学療法の歩み 21 巻 1 号,2010 年1月

5)トーマス・W・マイヤース/板場英行・石井慎一郎,アナトミートレインー徒手運動療法のための筋筋膜経線,医学書院,2121年1月1日

6)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日