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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
前回は【五十肩にならないために】について書きました。
今回は【五十肩を防ぐポイント】をご紹介したいと思います。
前回の記事で
・デスクワークの方に多い
・猫背だと五十肩になりやすい
・姿勢を綺麗に保つと予防に繋がる可能性がある
を紹介しました。
僧帽筋下部を意識
スイミング
気を付けるポイント
①肩甲骨の下に力が入っているか?
②肩や首に力が入りすぎていないか?
③肘が曲がっていないか?(実際にやってみると、思ったよりも膝が曲がりやすいのが分かるはずです)
上部僧帽筋の活動が下部僧帽筋の活動より高くなる傾向がある。下部僧帽筋の活動不足は凍結肩患者のリハビリテーションを行ううえで、考慮すべき重要な点である 2)。¹⁾
肩甲上腕リズムに関して、肩甲骨の上方回旋を促すためには僧帽筋の各線維と前鋸筋のバランスよい筋活動が必要となる。多くの場合、上部線維(upper trapezius, UT)の活動が過多となり、挙上運動が優位になることが多い²⁾
⇒僧帽筋下部の働きを良くする必要がある
わきの下をほぐしましょう
肩関節の後下方には棘下筋斜走線維や小円筋、後下関節上腕靭帯、 関節包といった軟部組織が存在しており、棘下筋斜走線維や小円筋の近傍には、肩甲回旋動脈や後上腕回旋動脈が走行している。そのため棘下筋や小円筋の柔軟性が低下すると、これらの血管は容易に圧迫を受け局所循環障害が生じる。 局所循環障害が生じると、筋線維内に発痛物質が産生され痛みと筋収縮を助長するため 7),、さらなる疼痛やROM 制限の悪化を招く.。その結果、 肩関節周囲炎の治癒が遷延し治療期間が長期化したのだと考える。³⁾
⇒筋肉が硬くなると血流が悪くなり、痛みにつながる
肩関節周囲では筋を trigger point とする関連痛が多く 25)、特に棘下筋はその頻度が高い²⁾
⇒わきの下をほぐしましょう
肩のインナーマッスルを鍛える
⇒デスクワーク労働者の治療期間が長期化していた原因として、仕事の特徴が考えられる。デスクワークでは座位姿勢を長時間保つ必要があり、他の仕事と比べて不活動になりやすい。長期にわたり不活動になると副交感神経活動が低下することで、 交感神経活動が優位の状態となり 2)、交感神経活動優位の状態が続くことで、局所の末梢血管が収縮し続け、局所循環障害が生じる。また副交感神経活動は慢性炎症の制御に関わっていることが報告されていることから 3)、長期にわたり交感神経活動が優位になると慢性炎症の終息遅延が生じる³⁾
⇒デスクワークなど、じっとしている時間が長いと血流や自律神経に影響する
⇒運動不足は不調につながりやすい
また肩関節外旋の抵抗運動では、健常者は選択的に棘上筋が活動するのに対し五十肩患者は棘上筋と広背筋が同時に活動すると報告しており 28)、広背筋の過剰な収縮の裏づけとなるものと考えられる。⁴⁾
⇒姿勢を保ちながらインナーマッスルを正しく使う必要がある
まとめ
今回は【五十肩を防ぐためのポイント】について紹介していきました
・デスクワークなど、じっとしている時間が長いと血流や自律神経に影響する
・筋肉が硬くなると血流が悪くなり、痛みにつながる
・運動不足は不調につながりやすい
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参考文献
1)立花 孝,理学療法ガイドライン第1版,一般社団法人 日本理学療法学会連合,2016 年
2)藤澤 宏幸,肩関節の身体運動学と運動療法,理学療法の歩み 21 巻 1 号,2010 年1月
3)内藤 要, 高木 律幸, 木村 健太郎, 肩関節周囲炎の治療期間長期化に関連する要因についての検討,日本臨床整形外科学会学術集会プログラム・抄録集,2019年
4)松本 和久,日本における東洋医学に基づく五十肩の発生機序とその治療,日本東洋醫學硏究會誌 第参巻,2017年