肩こりで知っておきたい身体の作り

いつもご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】

BC-bodyでは【予防医学】の観点から

いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくりを提供いたします。

 

今月のテーマは『肩こり』についてご紹介していきます。

今回は「肩こりで知っておきたい身体の作り」をご紹介したいと思います。

 

肩こりで痛くなる首や、肩回りの骨

『肩こり』とは言ったものの実際に痛い部位としては『首、頭、肩、背中』だったりすることも多いです。1)

背骨は全部で約27個あり、それらが骨盤の上で積み重なって出来上がっています。

さらに背骨はS字状に曲がっています。この曲がりが逆方向に曲がったり、曲がり過ぎたりすると

猫背や、反り腰等悪い姿勢なっていきます。

 

首は背中の筋肉に覆われている

そんな背骨を動かす動力となっているのが体幹周りの筋肉になっています。

骨を動かすのは筋肉であり、筋肉がなければ私たちは立つことすらままなりません。

背骨が重力に逆らい起立できるのは沢山の筋肉が背骨の周りを取り囲んでいるからです。

The results suggest that reduced voluntary trunk muscle control in neck pain patients is associated with an increased risk of developing LBP.2)

⇒首の痛みがある人は体幹筋の制御が低下しているため腰痛にも発展する。

つまり体幹周囲筋の機能が落ちると背骨回りの痛みが発生しやすくなります。

 

筋肉の状態で姿勢が決まる

骨を支えている筋肉たちですが、当然疲労や不具合等様々な症状が出ます。

段々筋肉が弱ることで骨を支えられなくなり、姿勢が崩れてしまいます。

先月ご紹介させていただいた腰痛症の記事の中で、筋肉のバランスが大切というお話をしたと思いますが、肩こりにも同じ事が言えます。

腰痛を引き起こす姿勢

 

Upper crossed syndrome is caused by weak lower and middle trapezius, tight upper trapezius and levator scapulae, weak deep-neck flexors, tight suboccipital muscles and sternocleidomastoid, weak serratus anterior, and tight pectoralis major and minor.3)

⇒弱い僧帽筋と中部僧帽筋、タイトな僧帽筋上部と肩甲挙筋、弱い深頸屈筋、タイトな後頭下筋と胸鎖乳突筋、弱い前鋸筋、およびタイトな大胸筋と小胸筋によって引き起こされます。

つまり、弱い筋肉は緊張している筋肉に引っ張られてしまい、姿勢のバランスが崩れてしまいます。

 

まとめ

今回は「肩こりで知っておきたい身体の事」についてご紹介させていただきました。

①背骨は正しく並んでいる必要がある

②体幹周囲筋は背骨を支える

③筋肉の状態で姿勢が変わる

 

ここまでご覧いただき本当にありがとうございましたm(_ _)m

この記事を書いた人↓↓

トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】

BCスクールについてはこちら⇓⇓⇓の画像をクリック‼

 

いつもお問い合わせいただきありがとうございますm(_ _)m

参考文献

1)公益社団法人日本整形外科学会(2021年8月1日閲覧)

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html

2)Moseley GL. Impaired trunk muscle function in sub-acute neck pain: etiologic in the subsequent development of low back pain? Man Ther. 2004 Aug;9(3):157-63. doi: 10.1016/j.math.2004.03.002. PMID: 15245710.

3)Junaid Chandsaheb Mujawar, Javid Hussain Sagar.Prevalence of Upper Cross Syndrome in Laundry Workers.Indian J Occup Environ Med. Jan-Apr 2019;23(1):54-56. doi: 10.4103/ijoem.IJOEM_169_18.

4)加藤剛平,岩本幸英,豊永敏宏.勤労者の肩こり症状に関連する因子の検討.日本職業・災害医学会会誌 = Japanese journal of occupational medicine and traumatology.1345-2592 日本職業・災害医学会 2019-03 67 2 87-94 https://ci.nii.ac.jp/naid/40021843956/.