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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
前回は【首を守るためにやってはいけない姿勢】をお伝えしました。
今回は【首の痛みと姿勢の関係性】をご紹介したいと思います。
今回のポイント
・猫背は首を痛めやすい
・姿勢を良くするには体幹の筋肉強化、胸郭の柔軟性が重要
猫背は首の負担が大きくなる
首が痛いあなた、普段クセになっている悪い姿勢が痛みの原因かもしれません。
今の姿勢はこうなっていませんか?背中が丸くなり、頭が前に出て顎があがります。
写真のようにデスクワークやスマホを上のような姿勢を毎日続けていると、首が痛みやすくなります。
それは何故かというと首を曲げると神経の通り道が広がり、顎があがると圧迫されます。
具体的には真っ直ぐな姿勢から、首を曲げる(40°)と神経の通り道が31%広がり、反る(30°)と20%圧迫されます¹⁾
また頭が前に突き出て顎があがっている姿勢はストレートネックになり、,首の筋肉が硬くなりやすい。³⁾
つまり頭が前に出て顎があがった姿勢では首にと負担がかかりやすいです!
猫背では首を上手く反れない
正常の首を反る動きの際には、背中を伸ばす(胸椎の伸展)動きが一緒に行われています。
では、猫背の場合はどうでしょうか?
猫背の場合、そもそも胸椎が屈曲しています。つまり胸椎の伸展が不足し、首を反る際に首への負担が大きくなります。
ここで、関節の役割を思い出してみましょう。
【動く関節】である胸椎を柔らかくし、【支える関節】の頚椎にかかる負担を減らしましょう!
姿勢を良くするには体幹の筋肉が大切
写真のような猫背姿勢を綺麗にするためにはどうしたら良いでしょうか?
実際に猫背の姿勢を作ってみると分かりやすいと思います。
この姿勢から、首だけで姿勢を綺麗にするのは難しいと思います。
では、つむじを上に引き上げるようにしてみましょう。姿勢が綺麗になりませんか?
丸くなっていた骨盤も連動して、姿勢が綺麗になったと思います。
次に拳1つ分、顎を引いてみましょう。
その綺麗な姿勢を維持するためには、筋肉で支えることが必要になります。
⁴⁾
姿勢を良くするためには、①良い姿勢を意識すること、②関連する筋肉の強化などが大切になります。¹⁾
体幹の筋肉を鍛えることで、猫背を改善し首の負担を減らしましょう!
まとめ
今回は【首の痛みと姿勢の関係性】について紹介していきました
・猫背では、首の負担が大きくなる
・胸郭が柔軟になると、首の負担が減る
・首の負担を減らすために良い姿勢を意識して、体幹の筋肉を鍛える必要がある
次回は【首の痛みを防ぐエクササイズ】について書いていきます。
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参考文献
1)Donald A.Neumann著; 嶋田 智明, 有馬 慶美訳.筋骨格系のキネシオロジー.原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日
2)嶋田智明,大峯三郎,山岸茂則.運動連鎖~リンクする身体.文光堂,2011年5月
3)工藤慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略.株式会社 医学書院,2017年7月1日
4⁾坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版.医学書院,2016年12月26日