歩いたり、運動をしたりすると膝に痛みを感じる方がいます!
その中でも、膝の内側に痛みが出る場合が多くあります!
膝の痛みの原因は多岐にわたり、一概に「これが原因!」「これをすると治る!」というものはありませんが、痛みが治りにくい方で見落としがちなことがあります!
それが「骨盤のゆがみ」です!
今回は「膝の痛み」と「骨盤のゆがみ」の関係を説明します!
膝に痛みがでる時のポイント!
膝は構造的に、基本的には曲げ伸ばしを繰り返します(その際に多少の捻じりが加わります)
そして、横には曲がらないように靭帯が内側と外側、膝の中で強力に支えています!
そのため、本来、膝はつま先と同じ方向に曲がりますが、間違った動きのクセや崩れた姿勢で運動をすると、膝を曲げる際に膝が内側に入ったり、外側に逃げたりします!
「ニーイン(外反)」「ニーアウト(内反)」という言い方をしますが、つま先より内側や外側に膝が曲がってしまうのです。
そうすると、ただでさえ自分の体重がかかっている膝に捻じれが加わるため、膝を支えている様々な靭帯などに負担がかかり痛みにつながります!
つまり、いくら膝を治療してもなかなか痛みが取れない人は、こういった間違った膝の動きがクセになっている可能性があるのです!
膝に負担がかかる「ニーイン」「ニーアウト」する原因は色々と考えられます!
・お尻の筋力が弱い
・足のアーチが潰れている(偏平足)
・もも(大腿部)の筋力が弱い
・足首を捻挫したことがある
・片脚バランスが悪い
・足首が硬い
・骨盤のゆがみ
など、原因を挙げると他にも色々なものがあります!
では、なぜ「膝の痛み」と『骨盤のゆがみ』が関係するのでしょうか。
なぜ、「膝の痛み」=『骨盤のゆがみ』なのか
一見、膝と骨盤は関係ありそうでなさそうな感じがしますが、膝の痛みの原因の一つとして「骨盤のゆがみ」があります!
人の身体は全身つながっていて、どこかの骨や関節が動くと、他の場所にもその動きが波及していきます!
そのことを「運動連鎖」と言います!
骨盤と膝のつながり
・反り腰(骨盤前傾)⇒股関節が内捻じり⇒膝が内側に入る(ニーイン)
・腰が丸い(骨盤後傾)⇒股関節が外捻じり⇒膝が外に逃げる(ニーアウト)
つまり、この「運動連鎖」があることで『反り腰の人』は骨盤が前に倒れてしまい、膝が内側に入り易くなってしまうのです!
骨盤のゆがみは骨格全体に波及していきますが、膝には「ニーイン」「ニーアウト」などの影響を与えるので、膝が捻じれて痛みの原因の一つになるのです!
骨盤を整えるタイプ別2つのストレッチ
いかがでしょうか?
骨盤のゆがみが膝の痛みに影響することが分かったと思いますので、最後にストレッチをして骨盤のゆがみを整えてみてください!
反り腰の人におススメのストレッチはこちら⇓
・もも前のストレッチ
・股関節の前のストレッチ
腰が丸い人におススメのストレッチはこちら⇓
・お尻のストレッチ
・もも裏のストレッチ
自分が反り腰なのか、腰が丸いのか分からない人は全て行っても問題ありません!
自分の姿勢が気になる方はご相談ください!