首の痛みを繰り返さないために

いつもご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

BC-bodyでは【予防医学】の観点から

いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。

 

GWも終わってしまいました。長時間のPCやスマホなどで首は傷んでいませんか?

一度良くなったのに、また痛みだしていませんか?

今回は【首の痛みを繰り返さないために】をご紹介したいと思います。

以前の記事で、

・猫背は首を痛めやすい

・姿勢を良くするには体幹の筋肉強化、胸郭の柔軟性が重要を紹介しました。

首が痛い…普段の姿勢が原因かも 

 

関節を正しく使いましょう

Gary W.Grayは“mostability”という造語を作り、「動作における関節の動き(mobility)を機能させるには、隣り合う関節の安定性(stability)が必要である」といっている。各関節に役割を認識させ、その関節を各々分離させながら、複数の関節を同時に共同させることが必要であるということである。¹⁾

⇒関節を滑らかに動かすためには、隣り合う関節が安定している必要がある

 

   

綺麗にバンザイができていますか?

大胸筋と広背筋は、胸郭を前後から包み込むようにして、上腕骨の内側面で共同した停止部をもつ。そのため、上腕骨での胸郭の傾斜角度を調整するのに適している。その一方で、大胸筋と広背筋のどちらかの活動が強過ぎたり、伸張性が低下していたりすると、上腕骨上で胸郭の位置を適切に配列することができなくなる。²⁾

⇒バンザイをする際、胸と背中のバランスが悪いと姿勢が崩れてしまう

 ²⁾

 

痛みを防ぐ習慣

慢性傷害の原因は数多くあるが、ひとつの理由として、筋や動きのバランスが崩れることにより関節へ不適切な力が加わり、これが繰り返されることにより、関節周囲の組織に微細な炎症が繰り返され、それが痛みとして現れる。¹⁾

習慣化された姿勢アライメントの異常や、異常な動作パターンは特定の筋の過剰使用を起こし、過緊張傾向になる。一方、過緊張筋の拮抗筋は相反抑制の影響を受け、弱化の傾向に陥る。このマッスルインバランスがまた姿勢アライメント異常をつくりだし、正常な運動パターンを変化させるという悪循環を起こし、累積加重型損傷の原因となる。³⁾

⇒悪い姿勢や悪い癖は痛みの原因になる

痛みのある部位を治療し、患者の訴えが一時的に改善したとしても、原因となっている異常姿勢アライメントや異常な運動パターンを改善しなければ累積加重型損傷の再発を引き起こす。³⁾

痛みのある局所に対する治療により一時的に症状が改善したとしても、原因となっている異常な動作パターンが改善されなければ、また再発を引き起こす。治療は、最終的には日常生活、またはスポーツ動作で頻回に行われる異常な動作パターンを修正し、正しいパターンが無意識下でコントロールできるように反復練習する必要がある。³⁾

⇒痛みを再発させないためには姿勢と癖を直す必要がある

 

姿勢を綺麗にしましょう!

ファンクショナルトレーニングにおいて、スタビリティエクササイズは効率のよい機能的な動作を作るための重要な基礎になるエクササイズになっている。¹⁾

スタビリティエクササイズ

重力に抵抗しながら、筋がエキセントリックやアイソメトリック収縮を起こしながらバランスを保ち、重力を体の支持面の上に保つものである。¹⁾

⇒いわゆる『体幹トレーニング』が基礎になるため重要です

⇒BCで常に体幹を意識しながら鍛えましょう!

 

頭長筋と頸長筋は、頸部筋の中で唯一、頸椎過伸展に拮抗する筋である。⁴⁾

 ⁴⁾

上位頸椎過伸展に拮抗する屈曲を生み出すのはDFLである。⁴⁾

⇒顎が上がった姿勢にならないためには、首の前側の筋肉が重要

 ⁴⁾

頭長筋と頸長筋(もちろん、下方からの支持を伴う)が頭部、頸部、上背部の適切なアライメント維持に大きな役割を果たすことになる。結果として、上位頸椎過伸展の対象者に対し、これらの筋を賦活し正常状態にする。⁴⁾

⇒つむじを引き上げ顎を引くことで姿勢を綺麗に保ちましょう

  

 

まとめ

今回は【首の痛みを繰り返さないために】について紹介していきました

痛みを再発させないためには姿勢と癖を直す必要がある

関節を滑らかに動かすためには、隣り合う関節が安定している必要がある

BCで常に体幹を意識しながら鍛えましょう!

 

 

次回は【疾患を予防するために知っておきたいポイント~肩の痛み、膝の痛み~】について書いていきます。

 

ここまでご覧いただき本当にありがとうございましたm(_ _)m

この記事を書いた人↓↓

がじゅまる整骨院院長(加藤由基)

BCスクールについてはこちら⇓⇓⇓の画像をクリック‼

 

いつもお問い合わせいただきありがとうございますm(_ _)m

参考文献

1)中村千秋/渡部賢一,鈴木岳,北川雄一,ファンクショナルトレーニング 機能向上と傷害予防のためのパフォーマンストレーニング,文光堂,2010年10月16日

2)石井慎一郎,動作分析 臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践,メジカルビュー社,2015年3月1日

3)荒木 茂,マッスルインバランス 改善の為の機能的運動療法ガイドブック,運動と医学の出版社,2020年12月25日

4)トーマス・W・マイヤース/板場英行・石井慎一郎,アナトミートレインー徒手運動療法のための筋筋膜経線,医学書院,2121年1月1日