変形性膝関節症を防ぐために

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

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今回から【変形性膝関節症を防ぐために】をご紹介したいと思います。

膝の動き

膝関節は、大腿脛骨関節と膝蓋大腿関節の2つの関節から構成される。主な運動として矢状面において、屈曲/伸展動作が行われるが、この運動に付随して、脛骨の内旋/外旋という水平面の運動が生じる。¹⁾

⇒膝は主に曲げ伸ばしを行い、ねじる運動もする

 

曲げ伸ばしが得意

膝は屈曲位の場合に機能的回旋が可能となるが、大腿骨上で脛骨が姿勢的に内旋または外旋することはよくみられる。このパターンは、関節周囲組織の緊張や足から来る緊張などに起因するが、この2つのハムストリングス群に個別に働きかけることは、下腿をゆるめてアライメントを戻すうえで極めて有用である。²⁾

内側ハムストリングスと外側ハムストリングスのこの異なる動きは、ジャズダンス、スラロームスキー、フットボールまたはラグビーでのドッジングなど、股関節が左右に動き、膝に圧力がかかるスポーツ動作では特に重要である。純粋な下肢の屈曲と伸展による単純なランニングでは、内側と外側のハムストリングスは常に連動して機能し機能分離は必要ではない。²⁾

⇒正しい曲げ伸ばしは膝にやさしい

⇒膝はねじれやすい

 

膝の安定

筋肉

屈曲位における膝関節の安定化には、大殿筋によるモーメントが重要な役割をもつ。³⁾

下肢と骨盤の動的アライメントの形成には、大殿筋の他にも、大内転筋が重要な役割を有している。³⁾

大内転筋は殿筋群によって骨盤の側方安定性が図られている場合に、膝関節が骨盤に対して外側へ変位することを制御する。³⁾

⇒お尻や内ももの筋肉は膝を安定させる

筋膜

LLは通常、左右側面のアンバランスの調整に不可欠であり、このアンバランスは全身を調整する治療方針を決める早い段階で評価検討すべきである。²⁾

股関節の外転と内転の傾向は、骨盤と胸郭間の回旋の関係性を制御する外腹斜筋の能力を含むLLによって対処される。²⁾

⇒側面の筋膜はO脚を防ぐ

姿勢

骨盤の後傾も外側thrustを誘発する要因である。³⁾

⇒猫背でもO脚になりやすい

 

歩行

踵接地時には、前脛骨筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、脊柱起立筋など、この時期に活動するほとんどの筋が遠心性収縮を行い衝撃の吸収に動員される。これらの筋の作用によって、通常の歩行では衝撃が体重の1.2倍程度まで抑えることが可能になる。³⁾

⇒最低でも、体重の1.2倍の衝撃が歩くとかかっている

SBL伸展機能の例外は膝で発生する。膝は他の関節と異なり、SBLの筋により後方へ屈曲する。立位では、SBLと連動する腱が十字靭帯を補助し、脛骨と大腿骨間のアライメントを維持する。²⁾

膝関節による衝撃吸収は最も重要な役割を有しており、この衝撃吸収のメカニズムはheel rockerと連動している。踵接地時の膝関節は伸展0°に配列されている。³⁾

⇒膝は衝撃を吸収するために最も重要

⇒膝はピンと伸びることで安定する

 

まとめ

今回は【変形性膝関節症を防ぐために】を紹介していきました

・正しい曲げ伸ばしは膝にやさしい

・膝はねじれやすい

・他関節の影響を受けやすい

・負担のかかる歩き方をやめましょう

 

次回は【変形性膝関節症になりやすい要因】について書いていきます。

 

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参考文献

1)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる臨床解剖学,株式会社 医学書院,2016年2月15日

2)トーマス・W・マイヤース/板場英行・石井慎一郎,アナトミートレインー徒手運動療法のための筋筋膜経線,医学書院,2121年1月1日

3)石井慎一郎,動作分析 臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践,メジカルビュー社,2015年3月1日