変形性膝関節症になりやすい要因

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

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前回は【変形性膝関節症を防ぐために】を紹介しました。

変形性膝関節症を防ぐために

今回は【変形性膝関節症になりやすい要因】をご紹介したいと思います。

 

O脚

手術の目標は、内反変形の矯正と内側関節部分にかかる負担を免じることである。¹⁾

⇒膝の手術は、姿勢を綺麗にして負担を減らすために行われる

⇒綺麗な姿勢でいれば手術の可能性が減る

内反変形が内側関節部分への負荷を増大させ、内側関節裂隙を大きく消失させる結果になり、より大きな内反膝変形を引き起こす。¹⁾

⇒O脚は関節が変形しやすい

⁴⁾

 

膝を安定させるのは?

下肢のほかの関節とは対照的に、膝関節の安定性は骨の適合性にあまり左右されることはなく、周囲の筋群や結合組織によって左右される。¹⁾

⇒膝は骨よりも、筋肉や靭帯などによって調整されている

もも前の筋肉

膝蓋骨の安定化には大腿四頭筋の働きが重要になる。中でも内側広筋と外側広筋がバランスをとりながら引き合うことで正常な運動が生まれる。²⁾

⇒もも前の筋肉は膝を安定させ、内外のバランスが大切

⁴⁾

お尻の外側の筋肉

多くの臨床例が、膝関節の全額面と水平面のアライメントを制御するときの股関節外転筋や外旋筋の役割を示している。この概念は、前十字靭帯損傷、膝蓋骨の異常な軌道取り、そして、膝関節の変形性関節症の治療や予防に取り入れられている。¹⁾

⇒股関節周りの筋肉が弱くなると膝の不調につながりやすい

膝関節の生体工学は股関節と足関節とのあいだの中間位地によって強く影響される。荷重中では股関節の位置が直接的に膝関節の位置に影響を与える。¹⁾

⇒膝は股関節や足など周りの影響を受けやすい

 

歩き方

成人の歩行を評価する場合、過剰な左右運動は異常をみなす。人は主要な全身原動力として、魚のような左右運動ではなく、矢状面での屈曲/伸展運動(イルカやクジラも同様)を利用する。³⁾

⇒正しい歩き方では、縦方向が主で過剰な横ブレはしない

歩行中の膝関節内反はラテラル・スラストといわれ、変形性膝関節症などでよくみられる。²⁾

⇒膝が外にぶれる歩き方は、変形性膝関節症で特徴的

歩行中、LLは股関節外転/内転を生み出し、必要とされる身体の左右の揺れを減速させ、内転する股関節の反対側にある肋骨から腸骨が落ち込んで離れる際に、骨盤より上の対側側面が伸張する。³⁾

⇒側面の筋肉が働くことで左右のぶれを減らす

³⁾

 

まとめ

今回は【膝関節症になりやすい要因】について紹介していきました

膝が外にぶれる歩き方は、変形性膝関節症で特徴的

股関節周りの筋肉が弱くなると膝の不調につながりやすい

膝は股関節や足など周りの影響を受けやすい

 

次回は【変形性膝関節症の原因】について書いていきます。

 

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参考文献

1)Donald A.Neumann著, 嶋田 智明, 有馬 慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日

2)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる臨床解剖学,株式会社 医学書院,2016年2月15日

3)トーマス・W・マイヤース/板場英行・石井慎一郎,アナトミートレインー徒手運動療法のための筋筋膜経線,医学書院,2121年1月1日

4)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日