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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
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新年あけましておめでとうございます。
2022年1月は【変形性股関節症】についてご紹介していきます。
股関節は骨盤とももの骨の関節
股関節はどこにあるでしょう？と聞くと多くの方は鼠径部を指す事が多いと思います。
間違えではありませんがお尻回りや、ももの内側なども股関節に入ります。
股関節のつくりはももの骨に骨盤が乗っかっているようなつくりになっており、股関節が上半身を支えているような形になります。
さらに大切になるのは股関節の形です。⇓⇓の様にももの骨を骨盤が覆っているような形をとっています。
上手く乗っかていればよいのですが、ズレてしまうと互いに負担がかかってしまい、股関節の変形に繋がってきます。
股関節と背骨のつながり
骨盤の上には背骨が乗っており、骨盤の下にはももの骨が繋がっています。
股関節はももの骨と骨盤の骨で作られますが、さらにその上下にある背骨や、膝にも大きな影響をもたらします。
The compensatory mechanisms underlying these changes have recently been evaluated, and the loss of lumbar lordosis results in spinal kyphosis, pelvic retroversion, hip extension, knee flexion, and ankle dorsiflexion. These mechanisms are referred to as the hip–spine and knee–spine syndromes. The spine, hip, and knee are anatomically connected, and the pain and discomfort of the lower back, hip, and knee frequently arise due to degenerative changes of these structures. 1)
⇒腰椎前弯症の喪失は、脊椎後弯症、骨盤後弯症、股関節伸展、膝屈曲、および足首背屈をもたらします。これらのメカニズムは、股関節-脊椎および膝-脊椎症候群と呼ばれます。脊椎、股関節、膝は解剖学的につながっており、これらの構造の変性変化により、腰、股関節、膝の痛みや不快感が頻繁に発生します。
つまり背中が曲がっていると腰だけでなく、股関節や、膝にまで影響を出してしまいます。
背骨が曲がることでかかる股関節への負荷
前後左右回旋方向と様々な動きを見せる背骨ですが一貫していることは背骨が曲がると股関節に負担がかかるということが分かっています。
On the other hand, the sagittal alignment progresses to spinal kyphosis and pelvic retroversion with age. In such cases, the loading area of the acetabulum reduces and the load per unit area increases significantly; this is considered to be the mechanism of the progression of primary hip OA.1)
⇒矢状面の整列は、加齢とともに脊柱後弯症および骨盤後弯症に進行します。このような場合、寛骨臼の負荷面積が減少し、単位面積あたりの負荷が大幅に増加します。
猫背では股関節の骨盤側(受け皿)にかかる負担が増大します。
In the coronal plane, spinal scoliosis shifts the center of the body gravity line, and the mechanical load increases on one side of the hip and results in hip pain of the affected side.1)
⇒冠状面では、脊柱側弯症が体の重力線の中心を移動させ、股関節の片側で機械的負荷が増加し、患側の股関節痛を引き起こします。
左右の背骨のアンバランスは片側股関節に負担がかかり関節痛を引き起こします。
まとめ
今回は【変形性股関節症】についてご紹介しました。
①股関節は上半身を支えている
②背骨が曲がると股関節に負担がかかる
③猫背も、左右のアンバランスも股関節に負担がかかる
次回は【変形性股関節症の原因】についてご紹介させていただきます。
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参考文献
1)Oshima Y, Watanabe N, Iizawa N, Majima T, Kawata M, Takai S. Knee-Hip-Spine Syndrome: Improvement in Preoperative Abnormal Posture following Total Knee Arthroplasty. Adv Orthop. 2019 Jul 1;2019:8484938. doi: 10.1155/2019/8484938. PMID: 31355006; PMCID: PMC6634073.
2)Harris EC, Coggon D. HIP osteoarthritis and work. Best Pract Res Clin Rheumatol. 2015 Jun;29(3):462-82. doi: 10.1016/j.berh.2015.04.015. Epub 2015 Jun 10. PMID: 26612242; PMCID: PMC4759927.
3)Sulsky SI, Carlton L, Bochmann F, Ellegast R, Glitsch U, Hartmann B, Pallapies D, Seidel D, Sun Y. Epidemiological evidence for work load as a risk factor for osteoarthritis of the hip: a systematic review. PLoS One. 2012;7(2):e31521. doi: 10.1371/journal.pone.0031521. Epub 2012 Feb 14. PMID: 22348095; PMCID: PMC3279372.
4)Tateuchi H, Koyama Y, Akiyama H, Goto K, So K, Kuroda Y, Ichihashi N. Daily cumulative hip moment is associated with radiographic progression of secondary hip osteoarthritis. Osteoarthritis Cartilage. 2017 Aug;25(8):1291-1298. doi: 10.1016/j.joca.2017.02.796. Epub 2017 Feb 21. PMID: 28232145.
