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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
前回は【姿勢が悪いと肩がこる】を紹介しました。
今回は【肩がこりやすい姿勢】をご紹介したいと思います。
綺麗な姿勢は疲れにくい
関節窩の深さ全体の50%はこの関節唇が担っている。¹⁾
静的なロッキング機構の1つの重要な要素は関節窩がやや上方に回旋するように保持する肩甲胸郭の姿勢であろう。慢性的に肩甲骨が下方回旋位をとった姿勢は「不良姿勢」や僧帽筋上部のような特定の筋の麻痺や弱化に二次的に起因するものが多い。原因にかかわらずこの肩甲骨の上方回旋位の喪失によって関節包上部組織と重力とが作る力のベクトル間の角度は増加する。¹⁾
関節窩の傾斜面もまた腕の重量の一部を支持する棚の役割を担っている。¹⁾
⇒綺麗な姿勢では余計な力を使わないので疲れにくい
²⁾
肩だけが問題ではない?
この場合、結果としての肩こり部分へのアプローチ(care)だけでは主訴が改善しても一時的である。対側の膝関節への対応やその原因へのアプローチ(cure)を行わなければ、主訴の持続的な改善は見込めない。³⁾
⇒患部だけでなく全体を整えなければ根本の改善にはなりません
血液循環量が低下していることは想像に難くないが、これは筋の状態(持続的または頻回な収縮、特に遠心性収縮)や中立位から逸脱した起始停止の位置関係(伸張位もしくは接近した位置)によるところが多いと思われる。³⁾
肩こりを訴えるケースのX線画像を見ると頸椎の変形を伴っている場合が少なくありません。³⁾
身体的な機能に変化を与えるより、主訴が生じる際の環境に工夫を施して症状の軽減を図る方が容易な場合がある。³⁾
⇒日常での悪い姿勢を改善しましょう!
筋肉が弱ると肩がこりやすい
脊柱のカーブが強く頸椎の伸展が強いタイプにも、逆に体幹を後方に引き起こして一見姿勢が良いケースにも共通して体幹の伸展と前傾の組み合わせが不得手な場合がある。頭部の質量を空間内で前上方に押すことを体感させると主訴の軽減を図れることがある。³⁾
⇒頭が前に出ると過剰に負担がかかりやすい
⇒『猫背』を改善しましょう!
⇒体幹筋筋肉量が低値であるほど、また仕事時の姿勢が座位中心でほとんど歩くことがない者に多いことを認めた。注目すべきは体幹筋筋肉量の低下で、これは肩こり症状により体幹機能障害が生じて体幹筋肉量が低下した可能性、あるいは体幹筋の活動不良により頸肩腕部の負担が増加する不良姿勢に伴って肩こり症状が生じた可能性を示唆していると推察した。³⁾
⇒体幹が弱いと姿勢が悪くなり、肩こりにつながりやすい
⇒筋肉を鍛えて姿勢を綺麗に保つためにも『運動習慣』が重要
いかに筋力が肩全体に及んでごく自然に相互作用するかを認識することは、臨床家にとって異常な肩の姿勢や運動の背景に存在する病態力学に正確な診断をくだすうえで不可欠なことである。¹⁾
16個の筋が肩複合体で得られる広範囲な運動の力源となりコントロールを行う。¹⁾
⇒肩甲骨回りなどもバランスよく鍛える必要がある
まとめ
今回は【肩がこりやすい姿勢】について紹介していきました
・日々の習慣を見直しましょう
・患部だけでなく全身を調整することが大切
・綺麗な姿勢を保つために体幹を鍛える
次回は【肩こりを予防するストレッチ】について書いていきます。
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参考文献
1)Donald A.Neumann著, 嶋田 智明, 有馬 慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日
2)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日
3)嶋田智明、大峰三郎、立花孝 他,肩関節運動機能障害,文光堂,2010年1月24日
4)加藤剛平,岩本幸英,豊永敏宏.勤労者の肩こり症状に関連する因子の検討.日本職業・災害医学会会誌 日本職業・災害医学会,平成 30 年 5 月 21 日