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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくりを提供いたします。
今月より「腰椎椎間板ヘルニア-腰のつくり-」についてご紹介していきます。
こんな症状出ていませんか?
Main symptoms and signs include unilateral leg pain that is worse than concomitant low back pain, pain radiating beyond the knee, decreased muscle strength in a myotomal distribution and sensory deficits in a dermatomal distribution.1)
・腰痛よりひどい痛みが片脚にある
・ももの放散痛
・皮膚の感覚障害
こういった症状はすべて腰椎椎間板ヘルニアの症状となります。
では身体の構造を見てみましょう!
腰椎
人間の背骨は部分別に分かれていて、首から頸椎⇒胸を胸椎⇒腰を腰椎と呼びます。
その中の一部である腰椎ですが、全部で5個あり、積み木の様に積み重なっています。
ただし積み木の様にきれいに積み重なっているのではなく、少し前(お腹)方向にたわんでいるのが特徴です。
背骨の中は空洞になっており、その中を脳からでた神経が各体の部位に神経をいきわたらせています。
椎間板
積み重なっている骨の間には「椎間板(椎間円板)」というクッションが挟まっています。
このクッションが重力から身体を守ってくれる「衝撃吸収材」となっていますが、それが壊れると痛みにつながる可能性があります。
Changes to the IVD structure that impact motion, spinal alignment, flexibility, or neural anatomy may contribute to painful impingement of nerve roots exiting the foramen (i.e., herniation, protrusion), narrowing of the canal housing the spinal cord (i.e., stenosis) or an anatomic protrusion of the vertebrae or vertebral bony spurs (osteophytes) known as spondylolisthesis and spondylosis. 2)
⇒椎間板の変性によりヘルニアや、狭窄症に寄与する可能性がある。
神経
腰椎の構造でもお話したように背骨の中心には穴が開いており、そこを神経が通ります。
この通り道で神経が圧迫されると
・腰痛よりひどい痛みが片脚にある
・ももの放散痛
・皮膚の感覚障害
等といった症状が出現します。1)
筋肉
腰の構造は少し前のめりに反っており、体幹周りの筋肉のサポート無しでは、腰骨を支え切れません。
The muscles that act locally to stabilize the spine include the transverse abdominis, psoas major, and multifidus muscles, and the functions of these muscles include controlling the spinal curvature and maintaining its mechanical stability.3)
⇒脊椎の湾曲の制御や安定性の維持に作用する筋肉は腹横筋、大腰筋、および多裂筋がある。
つまり関節に近い筋肉が背骨を安定させるのに重要ということです。
まとめ
今回は「腰椎椎間板ヘルニア-腰のつくり-」についてご紹介させていただきました。
①腰椎は積み木の様に不安定である
②椎間板は衝撃吸収をしてくれる腰にやさしい組織
③腰を守ってくれている筋肉が腰椎を取り囲んでいる
次回は「腰椎椎間板ヘルニアはなぜなってしまうか?」についてご紹介させていただきます。
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参考文献
1)Marinella Gugliotta,Bruno R da Costa,Essam Dabis et al.:Surgical versus conservative treatment for lumbar disc herniation: a prospective cohort study.BMJ Open. 2016 Dec 21;6(12):e012938. doi: 10.1136/bmjopen-2016-012938.
2)Robert D.Bowles,Lori A.Setton.:Biomaterials for intervertebral disc regeneration and repair.Biomaterials
. 2017 Jun;129:54-67. doi: 10.1016/j.biomaterials.2017.03.013. Epub 2017 Mar 15.
3)Chong Liu, Jiang Xue, Jingjing Liu et al.:Is there a correlation between upper lumbar disc herniation and multifidus muscle degeneration? A retrospective study of MRI morphology.BMC Musculoskelet Disord
. 2021 Jan 19;22(1):92. doi: 10.1186/s12891-021-03970-x.
4)Dong Sun, Peng Liu, Jie Cheng et al.:Correlation between intervertebral disc degeneration, paraspinal muscle atrophy, and lumbar facet joints degeneration in patients with lumbar disc herniation.BMC Musculoskelet Disord. 2017 Apr 20;18(1):167. doi: 10.1186/s12891-017-1522-4.