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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくり
バランスコンディショニング®
を提供いたします。
前回は肩甲骨が体幹に正しく接合されていないと肩の痛みを引き起こす話をご紹介させていただきました。
今回は という話をしていきたいと思います。
腕の骨はどうやって肩甲骨にくっついているか?
肩の関節は動く範囲がとても大きい反面、膝や腰の関節とは違い、しっかりはまり込んでおらず骨だけで見るととても不安定ですぐに抜けてしまいそうな形になっています。
そうでないと日常生活で手を万歳したり、高いところにあるものを取ったり、肩を大きく動かすことができません。
このように骨同士のくっつきが不安定な分、筋肉やその他の関節を保護する組織(靭帯、関節包等の軟部組織)が関節が抜けないように保護してくれています。
関節周りが硬いと痛みの悪循環が始まる
肩関節周りには多くのセンサーが存在しており、痛みや関節の位置を把握するセンサーが豊富存在しているとされています。これらが正しく働くことで関節が抜けないようにモニターしてくれたり、肩関節が協調して働いてくれるように調整しています。1-3)
痛みセンサーでは四十肩、五十肩などの肩関節周囲炎などで刺激され痛みを感じます。これらの疾患では関節が硬くなっている事が多く正しく肩が動いていない可能性が高いです。
例えば、肩を動かした時にどのような反応を示しますか?大概は「痛い」と感じたら身体を丸める傾向にあります。↓
↓そして痛くないように関節の動きを制限したり、痛くないようにいつもより気を付けて動かすように心がけます。(障害された運動パターン)
↓そうすると正しい手の挙げ方がわからなり、間違った挙げ方を自分が気づかないうちにしてしまいます。(誤った運動学習)
↓誤った動きなので誤った情報がセンサーを通じて脳に入力されてしまいます。(変化した固有感覚)
↓関節は間違った動きをすると負担がかかり、関節に対するストレスとなり、変形、変性などを引き起こします。(姿勢の変化と関節変性)
↓変形や変性などは痛みや炎症となり、痛みや炎症は筋肉を弱らせたり、硬くさせたりします。(痛みと炎症)
↓筋肉が弱くなったり、硬くなる事で腕をあげる時に痛みが出てしまいます。(マッスルインバランス)
悪循環の完成です。↓↓↓3)
ですので、肩周りが固まっている方は早めに肩回りを柔らかくしておくことがベストであり、肩は全然動きます!という方でもどこかしらは固まっていて症状として出ていなかったり、気づいていないだけかもしれないのでこの場合も予防という意味でも肩回りは柔らかくしておくことがベストといえます。
まず始められるコンディショニング
上記の事から肩回りの筋肉が硬いと痛みや運動制限に直結しますので、肩回りを柔らかくするコンディショニングが必要になります。
例えば簡単な方法だと、を肩甲骨の後ろにおいてゴリゴリほぐす方法や、
肩を前へ引っ張てしまう原因となる胸周りを伸ばす方法(詳細は下記↓↓↓)などをすることがおすすめです。
誰でも出来る!!猫背を改善する2つのストレッチ! – BC-body 新着情報
まとめ
①肩関節は周りの組織で安定化を図っている
②肩回りの筋や関節包が硬くなると動きが悪くなり組織を痛める
③痛めないためには柔らかくしておくことが大切になる
ということで、いつまでも歩く続けるために体のコンディショニングを続けていきましょう!
いつまでも歩き続けるためにはまず身体が健康でなければなりません!
上記を意識して疾患を一緒に予防しましょう!
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参考文献
1)監修:林典雄/執筆:赤羽根良和.改訂版肩関節拘縮の評価と運動療法.運動と医学の出版社,2013.
2)村木孝行/編,三木貴弘/編集協力:痛みの理学療法シリーズ肩関節痛・頸部痛のリハビリテーション.株式会社羊土社.2018.
3)監訳:小倉秀子/著:Phil Page,Clare C.Frank,Robert Lardner.ヤンダーアプローチ マッスルインバランスに対する評価と治療.株式会社三輪書店.2013.