筋肉の崩れは姿勢の崩れ

皆さんこんにちは,

【傷害予防のための身体つくり】を提供しております.

トレーナー部門アスレティックトレーナーの鈴木です.

前回姿勢を変える要因として日常生活の送り方で姿勢が変わるお話をしました.

姿勢を変える要因

本日は『筋肉の崩れは姿勢の崩れ』と題しお話していきたいと思います.

筋肉が骨を支える

人間の身体には骨が約206個あるといわれています.

その1つ1つの骨を支えるのが筋肉です.

良い姿勢では筋肉が程よい長さ,強さで骨を引っ張っており,

骨が綺麗に並びます.

 

この状態では,関節も筋肉もよく綺麗に動きます.

筋肉の崩れ

一方悪い姿勢の筋肉はどうなっているでしょうか.

疲れた筋肉,動かさなかった筋肉は短くなり,

その短くなった筋肉が骨を引っ張ったり,

弱くなった筋肉が引っ張られたりして,骨の形をゆがめます.

なぜ筋肉が短くなるのか?

ではそもそもなぜ筋肉は短くなったり,動かなくなってしまうのでしょうか.

その秘密は筋肉を顕微鏡でのぞくとよく分かります.

人間の筋肉は縮むことで関節を動かしています.

この1本1本を細かく見てみるとこんな構造になっています↓

この赤い部分が黒い部分を引っ張ることで,筋肉が縮みます↓

筋肉は自分から伸びることはできませんが,筋肉を伸ばすと↓

このような状態になります.

筋肉の崩れが姿勢の崩れ

ここで思い出して欲しいのが前回お話した『習慣』です.

筋肉は動かない(使わない)と固まってしまう性質を持っています.

このような状態で,長時間動かないでいること自体が,筋肉を固めることとなります.

また,動かさない(使わない)筋肉は小さくなることが知られています.

つまり,筋肉を動かさないことで,どんどん筋肉が固まり,姿勢が悪くなっていきます.

BC(バランスコンディショニング)シリーズでは全身の筋肉をくまなく動かすことで,

筋肉,関節,神経の状態を改善させていきます!

http://bc-body.com/

 

参考文献

鈴木重行編(2018)ストレッチングの科学.三輪書店:東京,p38-40.