大腿骨の骨折~寝たきりを防ぎましょう!~

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

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バランスコンディショニング®

前回の記事で【健康寿命を延ばすためには?】について書いていきました。

日本で、100歳以上の方が何人いるか知っていますか?

その中で、【介護が必要になってしまう理由で多いもの】として

⇒【認知症】【脳卒中】【高齢化による衰弱】【骨折・転倒】が多いです。

先日、患者様の知り合いの方が転倒してしまい大腿骨を骨折してしまったとお話しがありました。

 

今回は【大腿骨の骨折】についてまとめていきます。

2020年には約25万人、2030年には約30万人、2042年には約32万人の大腿骨頚部/転子部骨折の発生が推計される。¹⁾

⇒今後、大腿骨の骨折をしてしまう人数が増えていく予測

大腿骨を骨折しやすい原因は?

典型的な現病歴は、高齢者が転倒後に股関節痛を訴え歩行不能になるというものであるが、高度骨粗鬆症患者では軽微な外力で受傷することもあり注意が必要である。¹⁾

改めて大腿骨頸部骨折の発生要因を考察してみると易骨折性は骨脆弱性と易転倒性、そして皮下脂肪の菲薄化の3要因が等しい比重で関与しており、いずれの要因に¹いて対応しても骨折は半減できることが分かってきた。²⁾

転倒してしまうこと、骨がもろくなってしまうこと

年齢

性・年令別に発症頻度を検討すると、50~59歳男女2.00, 2.39 (対10,000人/年),60~69歳5.12, 9.07, 70~79歳17.3, 40.8, 80~89歳57.4,147.8, 90歳以 上128.9,281.0と加齢に伴って対数的に増加している。⁾医療経済

⇒年齢が高くなるほど、大腿骨骨折をしやすくなってくる

寝たきりの状態になりやすくなる

高齢者人口の増加に伴い、骨粗鬆症関連骨折である大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部・転子部骨折)も増加の一途をたどっている。本骨折は寝たきりの原因となるばかりではなく受傷後の生命予後を確実に短縮させるため、医療経済的問題と併せて大きな社会問題とも考えられ、その治療法ならびに予防法の標準化は喫緊の課題である。¹⁾

大腿骨頸部骨折前に既に寝たきり状態であった人は10.6%であったが、骨折1年後には寝たきり高齢者の割合が24.2%と約1.5倍に増えていた。²⁾

大腿骨頚部骨折の予後については、大腿骨頚部骨折により歩行可能な者から寝たきりあるいは要介助となる者は36~42%と推測され、大腿骨頚部骨折後の生命予後は平均5年程度はあると推察された。³⁾

大腿骨骨折により、寝たきりや介助が必要になる方は36~42%というデータがある

回復のしにくさ

今回の調査結果では、退院後約1.7年経過しても、全体の40〜50%が受傷前の生活に戻りきれず、股関節の疼痛や漠然とした不安感が存在してい た。⁴⁾

女性76例男性13例、平均年齢77.2 ± 8.7歳であった。骨折前の生活に「戻っていない」21%、「股関節痛を感じる」50%、不安感は「多少」「かなり」を合わせて45%であった。再転倒は32%に発生⁴⁾

骨折後、40~50%が元の健康状態に戻れない場合も少なくない

大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折両者とも、生命予後においても機能予後においても手術療法の成績が保存治療の成績を上回っているため、ほとんどの症例で手術療法が選択されるべきである。¹⁾

⇒手術となることが多い

転倒予防のためにやっておきたいこと!

薬物療法は本骨折予防に有効、運動療法は転倒予防には有効¹⁾

高齢者では筋力増強訓練、バランス訓練などの運動介入を含めて転倒予防介入のメタアナリシスが紹介され、転倒リスクをある程度が低下させるのに有効な複数の介入法が提示された。⁵⁾

筋トレバランス能力を鍛えることは、転倒の予防につながる

立位姿勢保持が不安定な在宅障害高齢者では、身体機能の低下、とくに足把持力や足部可動性などの足部機能の低下が転倒の危険因子であることのみならず、注意力の低下も転倒を引き起こす重大な要因であることを明らかにした。⁶⁾

⇒足の筋力低下、柔軟性の低下は転倒しやすくなる

まとめ

今回は【大腿骨の骨折】について紹介していきました

大腿骨を骨折しやすい理由は?転倒

筋トレバランス能力を鍛えることは、転倒の予防につながる

大腿骨骨折により、寝たきりや介助が必要になる方は36~42%というデータがある

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がじゅまる整骨院院長(加藤由基)

 

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参考文献

1)野田知之/尾崎敏文,大腿骨頚部・転子部骨折のガイドライン,岡山医学会,岡山医学会雑誌2010年122巻3号p.253-257

2)林泰史,高齢者の転倒防止,一般社団法人 日本老年医学会,日本老年医学会雑誌2007年44巻5号p.591-594

3)太田壽城/原田敦/徳田治彦,日本における大腿骨頚部骨折の医療経済,一般社団法人 日本老年医学会,日本老年医学会雑誌2002年39巻5号p.483-488

4)前野里恵/井上早苗/足立徹也,転倒による高齢大腿骨頚部骨折者の退院後の日常生活状況とQOL,公益社団法人 日本理学療法士協会,理学療法学,2004年31巻1号p.45-50

5)中村利孝,骨の健康管理と骨折予防を見据えてー骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2006の意義ー,公益社団法人 日本人間ドック学会,人間ドック,2007年22巻3号p.335-339

6)村田伸/津田彰/稲谷ふみ枝 他,在宅障害高齢者の転倒に影響を及ぼす身体及び認知的要因,公益社団法人 日本理学療法士協会,理学療法学2005年32巻2号p.88-95