変形性股関節症を防ぐためのポイント

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

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今回は【変形性股関節症】についてご紹介したいと思います。

 

筋アンバランス、不良な姿勢アライメント、誤った運動パターン、歩行障害が全症例で認められた。¹⁾

⇒変形がある人は、姿勢が悪い・ゆがみがある

股関節の可動域(以下,ROM)制限および股関節周囲筋の筋力低下は変形性股関節症(以下,股関節症)に出現する主要な機能障害である。²⁾

⇒股関節が変形すると関節の動きが悪くなったり、股関節の筋力が弱くなりやすい

⇒お尻(股関節の外側)の筋肉が衰えないことが大切¹⁾

 

筋肉を鍛えましょう!

各筋の筋断面積測定の結果、全ての筋群において患側は健側に比べて有意に低値を示した。³⁾

⇒変形している側の筋肉は明らかに衰えている

大腰筋・腸骨筋ともに、赤筋繊維が白筋繊維より約3倍太い。つまり、深層に位置して、股関節の安定性に作用していると推測できる。⁴⁾

⇒腸腰筋は深い場所の筋肉で股関節を安定させる働きがある

久野は、大腰筋の比較から、陸上短距離選手の大腰筋は健常者やサッカー選手よりも発達しており、高齢者では委縮しやすいとしている。⁴⁾

本研究の結果より、骨盤アライメントと腸腰筋の筋萎縮に関連があることが明らかとなった。³⁾

⇒高齢者では腸腰筋が衰えやすい

⇒変形している人で見られる姿勢では、お尻や体幹の筋肉が働きづらくなる¹⁾

関節を柔軟に保ちましょう

股関節周囲筋の維持・改善には股ROMの増大や姿勢・動作様式の修正の必要性が示唆された。²⁾

⇒股関節周りの筋肉が衰えないためには、関節を柔らかくする・姿勢を綺麗にする必要がある

 

姿勢

骨盤の傾き

これまでに、変形性股関節症の股関節の変性は骨盤アライメントの異常と相互に関連しており、この骨盤アライメントの異常は歩行を中心とした運動機能に影響するという報告がなされてきている。³⁾

⇒ゆがみが変形につながり、歩き方にも悪影響を及ぼす

股OA・膝OA患者では腰椎骨盤帯周囲の機能的問題が症状を引き起こす原因となっている可能性もあり、LCSの概念に基づく機能的アプローチは股OA・膝OA患者に対する有用な治療手段になり得ると考えられる。¹⁾

⇒体幹を鍛えると変形の予防につながる

 ⁵⁾ ⁶⁾

歩き方

特に大殿筋上部線維(以下,大殿筋),中殿筋,小殿筋,大腿筋膜張筋といった股関節外転筋(以下,外転筋)群および梨状筋の筋出力低下は跛行の原因になるため,これらの筋に焦点を当て理学療法を施行する機会は多い。²⁾

⇒お尻の筋肉が弱くなると歩き方が悪くなりやすい

普段姿勢が悪い人は、歩くときも悪くなりやすいです。

体幹を鍛えることで普段の姿勢から綺麗にしていきましょう!

 

まとめ

今回は【変形性股関節症を防ぐためのポイント】について紹介していきました

変形している側の筋肉は明らかに衰えている

体幹を鍛えて、姿勢を綺麗にすると変形の予防につながる

関節を柔らかく保ちましょう

 

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がじゅまる整骨院院長(加藤由基)

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参考文献

1)小山智士、川口浩太郎、藤岡宏幸、西川哲夫,変形性股・膝関節症患者に対する体幹機能に着目した理学療法介入の検討〜Lower-crossed syndromeの概念を用いて〜,兵庫医療大学紀要 第5巻2号,2017

2)今井智也、野田真理子、平塚千恵,変形性股関節症患者における股関節可動域と股関節周囲筋の容積との関連,日本理学療法士協会 第51回日本理学療法学術大会,平成28年

3)田仲陽子、南角学、吉岡佑二 他,変形性股関節症患者における骨盤アライメントと股関節周囲筋の関連性の検討,日本理学療法士協会 第48回日本理学療法学術大会,平成25年

4)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略,株式会社 医学書院,2017年7月1日

5)嶋田智明,大峯三郎,山岸茂則.運動連鎖~リンクする身体.文光堂.2011.総ページ数(p344)

6)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日