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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
今回は【農作業と腰痛】をご紹介したいと思います。
年に数回(少なくても1回以上)はほぼ毎年仕事ができなくなるくらいの腰痛になっていたいちご農家の患者さん、BCの運動を始めてからの数年腰痛がなく仕事ができていると嬉しそうに話してくださいました。
家庭菜園が好きな患者さんも腰痛で悩まれている方がいらっしゃいます。
腰痛で悩まれている方はそもそも多い
平成19年の有訴者率において腰痛は最も高い症状であり、日常生活や労働を行う上で問題となるため、腰痛予防を行うことは重大な課題となる。¹⁾
⇒腰痛で悩まれている方は全体でみてもとても多い
農家さんでは?
福井県JA全国農業協同組合連合会および、兼業農家に依頼し、本研究の目的と調査内容を説明し同意を得た。腰痛経験ありと回答した人は53人中44人となり男性32名、女性12名、平均年齢49.5歳(30~73歳)、腰痛経験率83.0%であった。さらに、ここ1年間の腰痛率は75.0%で、男性71.9%、女性83.3%と男女差はみられなかった。¹⁾
⇒農家さんを対象としたあるアンケートでは、83%が腰痛の経験がある
何が腰痛につながる?
農作業で初めて腰痛が生じた動作は前屈や中腰姿勢で13名、重量物の取り扱い動作で6名であった。腰痛経験者の農作業の内容として、水田35.0%、畑作24.0%、林業16.0%であった。¹⁾
今回の調査結果から、腰痛経験の有無と生活状況と食事との関係について有意差が見られなかったため、農作業時の動作が主な原因と考えられる。農作業による腰痛率は約83.0%と高く、従来言われている前屈や中腰といった姿勢、重量物の取り扱い動作などによるものがほとんどであった。さらに、軽トラックに乗るときに腰痛を生じていることが明らかとなった。これは、普通の車に比べ、乗車空間が狭く、乗車時に体幹の回旋動作が要求され腰への負担が大きくなることで腰痛が発症すると考えられることから、乗車時の腰への負担の少ない動作指導も必要と考える。¹⁾
⇒前かがみ・中腰や重いものを扱う動作は痛みにつながりやすい
⇒軽トラックに乗る動作で腰痛が出やすいなど、何気ない動作にも注意する必要がある
農作業動作では、水田において田植えと稲刈りの時期に腰痛があると回答した人が多くみられた。田植えでは特にうせという作業、収穫期では稲刈り、米袋を運ぶという作業において腰痛が生じていた。畑作では、肥料運びといった種付けの時期や、収穫時で腰痛が生じると多く回答していた。林業では、傾斜での動作・作業時に腰痛を生じると回答した人が多く見られた。農作業時の姿勢は、作業環境を変えることの出来ない状況であることや腰部への負担が継続的にかかるため、同一姿勢での作業は1時間以内にしたり、休憩をしたりする指導は必要と考えられる。¹⁾
⇒同じ姿勢を取り続けての作業は腰痛につながりやすい
対策
腰部に負担のかかる動作では、姿勢を整え、かつ、腰部の不意なひねり等の急激な動作を避けること。また、持ち上げる、引く、押す等の動作では、膝を軽く曲げ、呼吸を整え、下腹部に力を入れながら行うこと。²⁾
⇒腰痛予防のためには、「姿勢」「呼吸」「体幹」が大切
職場や家庭において腰痛予防体操を実施し、腰部を中心とした腹筋、背筋、臀筋等の筋肉の柔軟性を確保し、疲労回復を図ることが腰痛の予防にとって重要である。²⁾
⇒体幹・股関節周囲の筋肉を鍛える、柔軟に保つことが腰痛予防には重要
まとめ
今回は【農作業と腰痛】について紹介していきました
・農家さんを対象としたあるアンケートでは、83%が腰痛の経験がある
・腰痛予防のためには、「姿勢」「呼吸」「体幹」が大切
・体幹・股関節周囲の筋肉を鍛える、柔軟に保つことが腰痛予防には重要
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参考文献
1)高氏涼太/河野奈美,農作業時の動作と腰痛に関する研究,日本理学療法士協会,第46回日本理学療法学術大会 抄録集,2011
2)厚生労働省,職場における腰痛予防対策指針