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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
皆様GWはいかがお過ごしでしたか?
私(加藤)は帰省し、自転車に乗りそして自転車に乗り・BBQ・友人と会ったりと楽しく過ごしました!
定峰峠経由で初めて白石峠を上り(標高800m以上あるようでした)、展望台でお話し好きなおばあちゃんから発酵甘酒とプリンを買い美味しくいただきました。
患者様から、「ゴールデンウイーク中、全然運動できなかったわ~」という声を多数お聞きしましたので、
今回は【運動不足と腰痛】についてまとめていきます。
運動不足と腰痛の関係性
運動不足は健康と大きく関係し、現代社会においてますます重要視されてきている¹⁾
⇒運動不足は健康と大きく関係している
健康診断、人間ドック及び健康増進(健康測定)を受診したものの中より腰痛を訴えているものについて詳細に調査し検討を行ったものであるが、 運動習慣のあるものについては運動習慣のないものと比較してみると有意の差を認めることができた。²⁾
⇒腰痛がある人では、運動習慣のない方の割合が高い
男性の腰痛を訴えているものでは運動習慣の無いものが59.4%と過半数を越え、運動習慣の有るものは40.6%と下廻っていることなどがわかった。女性ではこのような現象が更に顕著で、腰痛を訴えているものでは運動習慣の無いものが3.2%で、運動習慣の有るものは36.8%と共に有意の差を認めることができた。²⁾
⇒男性よりも女性で、運動習慣がない腰痛の割合が高かった
高い有訴率である腰痛に対する治療では、運動療法が第一選択となっている。³⁾
⇒腰痛に対する治療としては、【運動】が第一選択
腰痛改善には、スマホ・PC利用時間よりも運動習慣の見直し
このコロナ禍において、大学生・大学院生の運動時間の減少は、パソコン・スマートフォンの利用時間の増加よりも、肩こり・腰痛の増加に大いに影響していた。⁴⁾
コロナ禍による運動時間の増減と肩こり・腰痛の頻度の関係では、1週間あたりの運動時間の減少した対象者は、運動時間の変化なし・増加した対象者よりも、肩こり・腰痛の頻度が、有意の差をもって増加していた。一方、パソコン・スマートフォンの利用時間の増減と肩こり・腰痛の頻度の関係では、有意の関係は認められなかった。このため大学生・大学院生の長時間のデスクワークの際にはリフレッシュのための運動時間の確保をすること、ランニングや筋力トレーニングなどでは人との接触を避けながらできる運動習慣を身につけることが重要であると考えた。⁴⁾
⇒パソコンやスマホ使用の増加よりも、運動不足は腰痛に与える影響が大きいともいわれている
運動時間を増やして腰痛改善
本研究においても同様に、「新型コロナウイルス感染症流行による運動時間の増減と肩こり・腰痛の頻度の相関性」では、1週間あたりの運動時間の減少した対象者は、運動時間の変化なし・増加した対象者よりも、肩こり・腰痛の頻度が有意の差をもって増加しており、肩こり・腰痛を減少させるには運動時間を増やすことが重要であると考えられた。⁴⁾
⇒運動時間を増やすことは腰痛改善に重要
運動不足が腰痛の原因と自覚あり
腰痛の経験がある歯科医師が73名だった。運動不足など日常生活が腰痛の原因と答えた人が多かった。⁵⁾
腰痛の原因として運動不足が62%で最多であった。運動状況をみてみると運動不足と答えた304人のうち196名61%は運動歴がみられ、そのうち現在も運動している人は79名26%にみられた。腰痛なし群の運動歴ありは61名52%で、現在も運動している人は32名52%であった(図6)⁶⁾
⇒腰痛の経験がある方で腰痛の原因が、【運動不足】にあることを自覚している人が多い
現在の運動量では「遊び程度」34名(19.5%)、「めったにしない」104名(59.8%)で合わせて79.3%を占めており、「運動不足」の実情が浮き彫りになった。対象は、精密機器製造企業の50歳以下の男性事務職就労者174名(平均年齢 37.1 歳)である。⁷⁾
⇒この調査では、運動習慣がない方が79%いた
まとめ
今回は【運動不足と腰痛】について紹介していきました
・腰痛がある人では、運動習慣のない方の割合が高い
・腰痛の経験がある方で腰痛の原因が、【運動不足】にあることを自覚している人が多い
・パソコンやスマホ使用の増加よりも、運動不足は腰痛に与える影響が大きいともいわれている
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参考文献
1)王旭/張琬/蛭田秀一 他,健康感と運動不足感の組み合わせによる多段階健康尺度の検討―大学男子新入生の自覚症状および体力項目データとの関連から―,名古屋大学総合保健体育科学センター,総合保健体育科学42(1), 25-33, 2019-05-30
2)高橋達夫/潤井尚子/山本瑞枝 他,生活習慣と健康測定からみた腰痛(症)について,公益社団法人 日本人間ドック学会,健康医学1999年14巻1号p.74-77
3)北村拓也/神田賢/佐藤成登志 他,慢性腰痛を有する高齢脊柱変形患者に対する運動療法を中心とした理学療法効果と症状改善が期待できる身体的特性,一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会,Journal of Spine Research2022年13巻6号p.881-889
4)高橋敏明/佐野健斗,コロナ禍における大学生の肩こり・腰痛に対する実態調査,『愛媛大学社会共創学部紀要』第6巻第2号 2022年p.54-65
5)福井達真/浦田裕介/横矢隆二 他,大学附属病院勤務歯科医師の腰痛に関する意識調査,朝日大学機関リポジトリ,岐阜歯科学会雑誌巻41,号 2,p.100-117,発行日 2014-11-20
6)松本學/木下厳太郎/白木孝人 他,病院職員の腰痛アンケート,日本腰痛学会,日本腰痛学会雑誌2001年7巻1号p.73-78
7)武者芳朗/伊藤圭介/砂川隆英 他,事務職員の腰痛と運動との関係について,日本職業・災害医学会,日本職業・災害医学会会誌,60 (5), 274-277, 2012-09