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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
前回は【腰痛症を防ぐために】を紹介しました。
今回は【腰痛症になる原因】をご紹介したいと思います。
腰に負担が大きい姿勢や動作
自転車競技は体幹の屈曲姿勢が続くため、椎間板に対する圧縮力がかかる時間が長くなり、腰椎椎間板ヘルニアのリスクが高まる。¹⁾
→長時間の前かがみ姿勢を維持すると、腰を痛めやすい
⇐コロナ前に霞ヶ浦で走った写真です
フィギアスケートや新体操のような、体幹の大きな伸展角度が要求されるような競技では、高得点を目指して体幹の過伸展動作を繰り返すことで、椎弓や椎間関節に負担がかかり、腰椎分離症や脊柱管狭窄症を引き起こすリスクが高まる。¹⁾
→新体操など大きく反る動作を繰り返すと、腰を痛めやすい
重量物の重さと持ち上げの頻度は有意に腰痛発症を増加させた。²⁾
→重いものを頻繁に持ち上げると腰痛になりやすい
体幹を回旋する際、股関節や肩甲骨など脊柱以外の関節可動域が低下する場合、その低下した可動域を補填するため、脊柱を過剰に回旋する代償動作を引き起こす。このようなケースでは、関節可動域の大きい胸椎ではなく関節可動域の小さい腰椎に負荷が集中し、傷害を引き起こす。¹⁾
→股関節や肩甲骨が硬くなると、腰に負担がかかりやすい
体幹の筋肉と腰痛
腰部多裂筋は、腰椎の生理的前弯位で最も活動量が高く、後弯位で最も低いことが報告されている。また、深層繊維は椎体間の安定性に大きく関与し、下肢の運動にも影響を与える。³⁾
腰部多裂筋は、急性または慢性腰痛疾患を有する人では、優先して持続する委縮を呈する。⁴⁾
→多裂筋は背骨を支えているが、腰痛がある人は筋肉が衰えやすい
ローカル筋の機能低下によって体幹の不安定性が増加すると、運動時に腰椎の一定の部位に力学的負荷が集中し障害が発生する。¹⁾
→体幹の筋肉が弱くなると腰痛になりやすい
活動的な日常生活と慢性腰痛の予防には弱いエビデンスが存在し、適度な運動を取り入れた健康的な生活習慣が推奨される。²⁾
→適度な運動習慣は腰痛のリスクが減る
姿勢と腰痛の関係性
生体内研究において、腰椎領域の髄核内にかかる圧力は、仰臥位で安静にしているときには、比較的低いことが確認された。前屈に体幹の筋が強く収縮する必要性が組み合わさった活動から、椎間板内に、はるかに高い圧力が生じる⁴⁾
→運動は関節への負担が大きくなる
⁴⁾
腰椎後弯位は体幹屈筋群の筋力低下、および股関節伸筋群の筋力低下も招く。³⁾
→姿勢が悪くなると腰痛になりやすく、筋力も落ちやすい
異常なアライメントの体軸骨格では、体重や活動する筋による変形が高まる可能性があり、骨や靭帯、神経組織に過剰でしばしば損傷をもたらすような力が加わることになる。体軸骨格疾患の治療に関する根拠は、身体全体を理想的な姿勢にするということをもとにしている。⁴⁾
体幹前屈時、胸腰背部に痛みを訴える場合は、その多くはマルアライメントに問題がある⁾なぜ?
→姿勢が綺麗になると腰痛を防ぎやすくなる
まとめ
今回は【腰痛症になる原因】について紹介していきました。
・腰への負担が大きい姿勢や動作がある
・体幹が弱くなると腰痛になりやすい
・綺麗な姿勢では腰痛を防ぎやすい
次回は【腰痛を引き起こす姿勢】について書いていきます。
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参考文献
1)近 良明/桑原 匠司,運動療法としてのピラティスメソッド アスリートに対する実践的プログラミング,文光堂,2018年1月11日
2)日本整形外科学会/日本腰痛学会,腰痛診療ガイドライン 2019,日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/腰痛診療ガイドライン策定委員会,2019
3)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略,株式会社 医学書院,2017年7月1日
4)Donald A.Neumann著, 嶋田 智明, 有馬 慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日