いつもご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくり
バランスコンディショニング®
を提供いたします。
今回は「なぜ?歩く事が大切なのか?」をご紹介したいと思います。
バランスコンディショニング🄬ではいつまでも自分の足で歩き続けるための予防として身体を鍛えるように提案をしています。
実は自分の足で歩く事で様々なメリットが得られることがわかっています。
その一つのメリットとして挙げられるのは「脳の機能」です。
現在日本ではどれぐらいの方が認知症に悩まれているかご存知でしょうか?
認知症と診断されずとも、軽度認知障害(もの忘れなどの軽度認知機能障害が認められるが、日常生活は自立しているため、認知症とは診断されない状態)も多く。
2025現在認知症の有病率は12.3%、軽度認知障害は15%と言われています。
そこから段々増えてゆき20年後(現在の50代の方が70代になるころ)には認知症が14.9%、軽度認知障害が15.6%に増えるとされています。1)
区分 | 推定人数 | 有病率(65歳以上) | 人数換算(何人に1人) | 備考 |
---|---|---|---|---|
認知症(2022) | 約443万人 | 約12.3% | 約8人に1人 | 年々増加中 |
MCI(軽度認知障害) | 約558.5万人 | 約15.5% | 約6人に1人 | 認知症予備軍とされる |
認知症+MCI(合算) | 約1,001.5万人 | 約28% | 約3.6人に1人 | 高齢者の約3〜4人に1人が該当 |
予防のカギは歩くスピードを落とさないようにする
これ等の認知症の予防には歩く事や、筋力トレーニングが良いとされています。2)
認知症に関しては様々な研究がされていますが、その中でも認知症の前兆(リスク因子)とされているのが、歩くスピードの低下です。3)
・歩行速度が1m/s(3.6km/h)未満はリスク増加の目安4)
・歩行速度低下(1.0m/s未満)と軽度認知障害(MCI)の併存が認知症リスクを3.49倍増加させる5)
・最大歩行速度の低下は、全脳、前頭葉、側頭葉、帯状回、島、海馬、扁桃体、大脳基底核、視床、小脳のGMVの低下と有意に関連している→最大歩行速度の低下は脳機能の低下を表している6)
このように歩くスピードがどうなっているかによって、脳の状態がわかります。
歩く事は脳のバロメータです。
いつまでも自分の足で歩き続けるには歩く速さも少し気にしておくとよいかもしれませんね。

いつまでも歩き続けるためにはまず身体が健康でなければなりません!
上記を意識して疾患を一緒に予防しましょう!
この記事を書いた人↓↓
がじゅまる整体院 まずは気軽にご相談を。
ご予約クリック‼↓↓↓
LINE Add Friend
いつもお問い合わせいただきありがとうございますm(_ _)m
参考文献
1)令和5年度 老人保健事業推進費等補助金「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」(研究代表者 九州大学 二宮利治)」
2)Gradone AM, Dotson VM, Verhaeghen P. 8 Walking for Cognitive Function in Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis. Journal of the International Neuropsychological Society. 2023;29(s1):323-323. doi:10.1017/S1355617723004459
3)村田俊介、小野玲、安田尚文、田根村瑠美、木戸義明、興和久友、地域生活高齢者の認知機能に対する運動と認知活動介入の併用効果:パイロットランダム化比較試験、理学療法研究、論文ID E10057、先行オンライン出版2021年2月24日、オンラインISSN 2189-8448、https://doi.org/10.1298/ptr.E10057、https://www.jstage.jst.go.jp/article/ptr/advpub/0/advpub_E10057/_article/-char/en
4)Qu Tian, et al. Association of Dual Decline in Memory and Gait Speed With Risk for Dementia Among Adults Older Than 60 Years A Multicohort Individual-Level Meta-analysis. JAMA Netw Open. 2020.
5)土井 剛彦, 牧迫 飛雄馬, 堤本 広大, 中窪 翔, 牧野 圭太郎, 堀田 亮, 鈴木 隆雄, 島田 裕之, 軽度認知機能障害と歩行速度低下により認知症の発症リスクは増加するか?第52回日本理学療法学術大会(千葉).
6)Tajimi T, Furuta Y, Hirabayashi N, Honda T, Hata J, Ohara T, Shibata M, Nakao T, Kitazono T, Nakashima Y, Ninomiya T. Association of gait speed with regional brain volumes and risk of dementia in older Japanese: The Hisayama study. Arch Gerontol Geriatr. 2023 Mar;106:104883. doi: 10.1016/j.archger.2022.104883. Epub 2022 Dec 2. PMID: 36495658.