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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくり
バランスコンディショニング®
を提供いたします。
大変ありがたいことに、Balance Conditioning🄬を受けると身体が楽になる、歩きが楽になる、痛くなくなると様々な方から言っていただくことが多いです。
ではなぜBalanace Conditionig🄬で姿勢を良くすると、関節の痛みや、身体の痛みが軽減するのでしょうか?
そもそもなぜ関節が痛くなるのか?
ソファー、スマホ、オフィスワーク等現代は様々な要因で姿勢が悪くなっていきます。
姿勢が悪くなるということは本来バランス良く分散して関節にかかっていた負荷が一極集中し、負荷がかかるということです。
例えば、腰痛で多くみられる「腰を反った時に痛い」という現象ですが、
腰の自然な反り(生理的前彎)があれば、腰を反った際に各々の関節がきれいにバランスよく動き、腰を反ることができます。
しかし、腰の自然な反りのバランスが崩れ、腰の一部だけ反りが強くなっている場合、その部分だけが他の関節よりも早く詰まってしまいます。
このようなストレスが日々の生活で何度も繰り返しかかり炎症や変形が起こり痛みが発生します。
つまりバランスの保たれた姿勢が大切となります。
関節にかかる負荷
関節にかかる力学的負荷は「張力(引っ張られる)」「圧縮(潰れる)」「曲げ(曲がる)」「せん断(捻られる)」などの力が働くと骨、関節だけでなく、脂肪、筋肉、腱などの組織にも負担がかかり、機能障害が起こるとされています。1)
この関節にかかる力学的な負荷に関連して村田ら2)が行った動物実験では、
膝の靭帯を切った後(靭帯は関節を安定させる組織)、膝関節を制動した群VS膝関節が制動されていない群の関節の状態を比較したところ、
双方関節の変性は起こっていたものの、制動されていない方が変性が激しく、半月板の変性も進行していたようです。
関節が制動されていた群は変性は進行していたものの、関節への負担を抑制できたということができます。
つまりこの場合本来動きが制限されている関節が必要以上に動くことで関節に負荷がかかっている状態になりますし、
これらの動きを過剰に出さず制御することで関節にかかる負荷を抑えることができるということになります。
局所だけではなく、全身の姿勢が関係する
また関節にかかる負荷はその関節の問題だけではなく、全身の姿勢が関係します。3)
例えば、体幹の位置が下肢に対しまっすぐ乗れていれば正しく負荷が分散され問題ないのですが、
膝関節の前側、お皿あたりに痛みがある方は、体幹が後ろに傾いている可能性があり、
体幹が後ろに傾くことで膝が曲げられ、膝の前に伸ばされるストレスがかかります。
体幹が横へ倒れ、骨盤の位置が傾くとお尻に伸ばされるストレスが加わりお尻が硬くなり、痛みを出したり、
歩く時には必ず片脚に体重が乗りますが、その際に膝の内側に圧縮ストレスがかかることで変形性膝関節症を進行させたり等様々な負荷がかかってきます。4)
つまり、膝が痛い人は膝に原因はなく、姿勢や体幹の位置の問題ということが多くあります。
これらの「姿勢」「体幹」の問題を改善し、いつまでも自分の足で歩き続けられる身体を作る事が大切といえます。
Balance Conditioning🄬は
〇病気になった後にする運動療法〔3次予防〕を病気になる前に習慣にして、痛みに悩まないカラダへ
〇BC運動習慣で、疾患の予防、改善へ〔1次予防〕
〇腰痛、膝の痛み、肩の痛みなど『痛み』を根本から治したい方々へ
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参考文献
1)谷埜 予士次, 動作分析に必要な力学的知識, 関西理学療法, 2002, 2 巻, p. 11-16, 公開日 2005/05/21, Online ISSN 1349-9572, Print ISSN 1346-9606, https://doi.org/10.11354/jkpt.2.11, https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkpt/2/0/2_0_11/_article/-char/ja,
2)村田 健児, 国分 貴徳, 鬼塚 勝哉, 藤原 秀平, 中島 彩, 森下 佑里, 藤野 努, 高栁 清美, 金村 尚彦, 関節運動の変化が関節軟骨・半月板に及ぼす影響, 理学療法 – 臨床・研究・教育, 2017, 24 巻, 1 号, p. 77-83, 公開日 2017/04/27, Online ISSN 1880-8948, Print ISSN 1880-893X, https://doi.org/10.11350/ptcse.24.77, https://www.jstage.jst.go.jp/article/ptcse/24/1/24_77/_article/-char/ja
3)入谷誠,園部俊晴.入谷誠の理学療法評価と治療の実際.運動と医学の出版社.2020.
4)木藤 伸宏, 新小田 幸一, 金村 尚彦, 阿南 雅也, 山崎 貴博, 石井 慎一郎, 加藤 浩, 内側型変形性膝関節症の外部膝関節内反モーメントと疼痛,身体機能との関係, 理学療法科学, 2008, 23 巻, 5 号, p. 633-640, 公開日 2008/11/21, Online ISSN 2434-2807, Print ISSN 1341-1667, https://doi.org/10.1589/rika.23.633, https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/23/5/23_5_633/_article/-char/ja