五十肩を防ぐために知っておきたい体のこと

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

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今回から、4回に渡り【五十肩】について書いていきます。

今回は「五十肩を防ぐために知っておきたい体のこと」です。

 

①肩を構成する骨・関節

皆さんは肩の関節と聞いて、何の骨や関節を思い浮かべるでしょうか?

肩にかかわる骨

①上腕骨、②肩甲骨、③肋骨、④胸骨、⑤鎖骨

肩を構成する関節

①肩関節(肩甲上腕関節)、②肩鎖関節、③胸鎖関節、④肩甲胸郭関節、⑤肩峰下関節¹⁾

【肩関節複合体】と言われるように、複数が関わり合いながら肩は動いていることを覚えておきましょう!

 

②筋肉

肩を動かす際には、インナーマッスルとアウターマッスルの協調性が大切になります。(左:前から見た図、右:後ろから見た図)

回旋筋腱板(インナーマッスル)は、肩関節を安定させ上腕骨頭を求心位に保持する役割があります。²⁾

 

回旋筋腱板は4つの筋肉からなります。

①棘上筋②棘下筋③小円筋④肩甲下筋です。

肩を正常に動かすためにはインナーマッスルの働きが重要になることを覚えておきましょう。→インナーマッスルとアウターマッスルの協調性が大切です。

 

③肩関節の動き

肩関節(肩甲上腕関節)の動きとしては、

①屈曲・伸展、②内転・外転、③内旋・外旋、④水平屈曲・水平伸展の動きがあります。¹⁾

また肩を動かす際には、肩甲骨も一緒に動いているのはご存じでしょうか?

体側から横に挙げていく際(外転)を例にすると、肩甲上腕関節と肩甲骨が2:1の割合で動いています。¹⁾

肩を動かす際、外転だけでなくすべてにおいて上腕骨と肩甲骨は連動しています。²⁾

つまり、肩甲骨の動きが悪くなることでも肩を痛めやすいです!

 

まとめ

今回は五十肩について紹介していきました。

・肩関節複合体として、多くの関節や骨が関与している

・インナーマッスルの働きが重要

・肩を動かす際は肩甲骨と連動して動いている

 

次回は「五十肩の原因とは?」について書いていきます。

 

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参考文献

1)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日

2)肩関節運動機能障害 何を考え、どう対処するか,嶋田智明、大峰三郎、立花孝 他,文光堂,2010年1月24日