ヘルニア(腰)の原因は姿勢から!

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前回は【なぜヘルニア(腰)になるか?】についてご紹介させていただきました。

なぜヘルニア(腰)になるか?

今回はヘルニア(腰)の原因となる姿勢をご紹介したいと思います!

 

猫背はヘルニア(腰)の原因

腰の骨はもともと若干反っていますが、ヘルニア(腰)を発症しやすい姿勢として、

①体幹が前傾傾向にある→猫背

②腰椎の前彎が減少する→腰が曲がる

以上の2つがあげられています。1)

つまり、猫背のままでいると背中や首回りだけでなく、腰のヘルニアにも繋がってきます。

 

ヘルニア(腰)を防ぐ体幹

体幹周りの筋肉は構造上不安定な背骨(脊柱)を囲むようにして付着しています。

(プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系第3版より一部改変)

これら4か所の筋肉のうち1つでも筋力が落ちると、

猫背や、腰が曲がるといった現象が起こり、

ヘルニア(腰)のリスクが上がります。

猫背の場合、身体が前に倒れ、背中が丸まる事で腰回りの筋肉が常に疲労状態となり、

体幹の安定性が保たれずに背骨に負担がかかります。

 

ヘルニア(腰)を起こす動きは歩きからも

体幹周りの筋肉がアンバランスな状態にあると、

姿勢が崩れて正常な身体の動きができなくなります。

例えば、このような片足立です。

是非皆さまにも試していただきたいのですが、片足を上げたときに背中はまっすぐですか?

通常背中は曲がりませんが、体幹周りの筋力低下や、胸椎、股関節の硬さがあると背中が曲がってしまう場合があります。

このような動きは【歩き】にもつながります。

歩くときは必ず片足を上げますが、背中が曲がっていると正しい筋肉を使うことができなくなってしまいます。

その状態で何歩も歩くと、その度に腰を曲げることになるので、

腰への負担が意識しなくても増えていくことになります。

なので、腰への負担をかける悪い動きの癖を治すには、

姿勢を整える必要があります。

 

まとめ

今回はヘルニア(腰)の原因は姿勢からをお伝えさせていただきました。

①猫背は背中だけでなく、腰が曲がる

②体幹周りの筋肉のバランスが大切

③歩く姿勢が悪いと、腰に負担がかかる

 

次回は【ヘルニア(腰)を予防するエクササイズ】をご紹介させていただきます!

 

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参考文献

1)遠藤健司, 康玉鵬, 鈴木秀和ほか.体幹前傾を伴った腰椎椎間板ヘルニアの臨床像と腰椎骨盤矢状面アライメント.日本腰痛学会雑誌.2008;14:129-133.

2)藤本鎮也, 吉田一也, 佐藤慎一郎ほか.体幹と理学療法.理学療法 – 臨床・研究・教育;2013;20:7-14.

3)坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系第3版,医学書院.2016.総ページ数(p616)