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BC-bodyアスレティックトレーナーの鈴木です。トレーナーの自己紹介【鈴木健太郎】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けるための身体つくりを提供いたします。
前回は「肩甲骨の位置と姿勢」についてご紹介させていただきました。
前回の記事から肩甲骨の位置が悪いと肩関節の周りに負担がかかり、炎症が起き、痛みが発生するとご紹介させていただきました。
・手を下にしている分には良いけど手を挙げる時に腕の方まで痛くなる
・テニスラケットを振るときに肩が痛い
こういった症状が出る方は注意が必要です。
肩甲骨には細かな筋肉と大きい筋肉が付着する
肩甲骨には多くの筋肉が付着しており、関節に近いところに付着している筋肉は腕の骨を肩甲骨に寄せ、肩が外れないように(安定性をだす)骨を捕まえる役割を持っています。
逆に外側に付着している筋肉は腕の骨を大きく動かす、肩を大きく動かす役割を持っています。
その中でも痛めやすい部分として「棘上筋」が挙げられます。
もう少しアップで見てみると
こんな感じの小さい筋肉ですが、腕の骨を肩甲骨に寄せる役割を担っており、重要な筋肉になっています。
肩のトンネル
この棘上筋が付着している部分が狭いトンネル状になっており、少しの筋バランスの低下でもこのトンネルがさらに狭くなり、棘上筋がトンネルにぶつかり、擦れてしまいます。
例えば、先ほどお話しした腕を動かす大きな筋肉が固まると、腕の骨を肩甲骨に押し上げるため、トンネルがさらに狭くなってしまいます。
このようにトンネルを狭くすることにより棘上筋が擦れたり、炎症を起こしたり、癒着したりと様々な事が起こります。
さらに棘上筋は痛みを感じる神経が他の肩回りの筋肉よりも豊富に存在しているため、些細な事でも痛みを感じてしまいます。
そのためにも肩回りを柔らかくしておくことや、エクササイズで鍛えることが重要となってきます。
まとめ
①肩には安定性を確保する筋肉と関節を大きく動かす筋肉が存在する
②様々な要因でトンネルは狭くなり、筋肉が擦れてしまう
③棘上筋は痛みを感じる神経が豊富なため痛みに敏感
いつまでも歩き続けるためにはまず身体が健康でなければなりません!
上記を意識して疾患を一緒に予防しましょう!
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参考文献
1)村木孝行/編,三木貴弘/編集協力:痛みの理学療法シリーズ肩関節痛・頸部痛のリハビリテーション.東京.株式会社 羊土社.2018.
2)立花孝,村木孝,高濱照,他,肩関節周囲炎診療ガイドライン.一般社団法人日本理学療法学会連合.2011:1:237-238.