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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
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今回から4回に渡って【ヘルニア(腰)】を紹介します。
今回は【ヘルニア(腰)を防ぐために知っておきたい体のこと】をご紹介したいと思います。
腰椎椎間板による疼痛は、腰椎後弯位で生じる圧縮ストレスの増加が原因で起こる。圧縮ストレスの増加は、固有背筋の筋力低下により骨盤前傾位が減少し、それに伴う腰椎後弯が引き金になることが多い。腰椎後彎位は体幹屈曲筋群の筋力低下、および股関節伸展筋群の筋力低下も招く。³⁾
⇒猫背ではヘルニアになりやすい
背骨の大きさ
椎体は、脊柱の上から下に行くにしたがって、重力と体重の負荷が大きくなる。それに伴って椎体そのものは大きくなる。¹⁾
⇒腰はそもそも負担がかかりやすい
¹⁾
胸腰筋膜
胸腰筋膜は、仙腸関節を含む腰背部の力学的安定に重要な役割を果たしている。この組織は腰部で最も広く、そこでは前層、中層、後層の3層構造をとる。²⁾
腹横筋と内腹斜筋は、胸腰筋膜を介して固有背筋と連結している。そのため、腹横筋と内腹斜筋の緊張は固有背筋に影響を与える。³⁾
⇒体幹を鍛えると腰が安定しやすい
¹⁾ ¹⁾
体幹を上行する筋の斜走繊維も、特に両側性に活動した場合は、体軸骨格に生じるねじれに対する安定性を供給する。この安定性は、非対称な方法で大きな荷物を持ち上げるとき、とくに有用であろう。²⁾
⇒体幹を鍛えると過剰な捻れも防げる
骨の並びが大切
椎間板ヘルニア患者と対照群とを比較した検討では、膝伸展位、背部屈曲位にて 25 ポンド(約 11 kg)以上の物、あるいは子どもを頻回に持ち上げる動作でヘルニア発生の危険性が高く、また持ち上げるときに腰を捻る動作も危険であるとしている 。⁴⁾
⇒腰を曲げたり捻って持ち上げる動作は、ヘルニアになりやすい
腰部を完全に丸くして持ち上げているようにみえる重量挙げの選手でさえ、極度の屈曲を避ける。リフティング中には腰椎の最大またはほぼ最大の屈曲を避けるべきだと一般的には信じられている。腰部はほぼ中立位に保つべきである。²⁾
⇒正しい姿勢は腰の負担を減らす
¹⁾
まとめ
今回は【ヘルニア(腰)を防ぐために知っておきたい体のこと】について紹介していきました
・腰はそもそも負担がかかりやすい
・体幹を鍛えると腰が安定しやすい
・腰に負担がかかりやすい姿勢や動作がある
次回は【ヘルニアになりやすい要素】について書いていきます。
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参考文献
1)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日
2)Donald A.Neumann著, 嶋田 智明, 有馬 慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日
3)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略,株式会社 医学書院,2017年7月1日
4)理学療法診療ガイドライン第1版 , 日本理学療法学会連合,2011年