皆さんこんにちは。
がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から、
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
今月は腰痛症について4回シリーズで紹介してます。
前回の内容はこちら⇓
今回の記事は、腰痛になる原因についてです。
腰痛の原因
①「原因を特定できるもの」と②「原因を特定できないもの」に分けられます。
中でも、②の「原因を特定できないもの」が多いと言われています。
(筋・筋膜性、椎間板性(左図)、椎間関節性(右図)、仙腸関節性など)
ピンポイントに負担がかかりすぎてしまうと、痛みにつながります。
下の写真のように、箸を折る画像でイメージしていきましょう(かなり使ったので、捨てようと思った箸です)
➡左手が胸部、右手が股関節と考えて硬くなってしまうと、腰(折れた部分)に負担が集中することで痛みの原因となります。
また、逆に腰が柔らかすぎると、過剰に腰を使いすぎることで痛みに繋がる場合もあります。
箸のイメージだと、
胸・股関節(青丸)の動きが硬くなると、挟まれている腰(赤丸)にピンポイントで負担がかかり、腰痛になりやすくなります。
腰痛のタイプ
①曲げて痛い・②反って痛い・③捻って痛いタイプがあります。
動作により、特定の部分に負担がかかりすぎると痛みにつながります。
姿勢と腰の痛みの関係
・腰が丸くなると、前側の圧迫させる負担が大きくなることで腰痛につながりやすくなります。
・腰を反ると、後ろ側の圧迫する負担が大きくなり、腰痛につながりやすくなります。
突然ですが、一つ実技を行ってみましょう。姿勢と身体の関係性が良く分かると思います。
まず、立ち上がりましょう。
①つむじを上に引かれるように、背筋を伸ばしたら捻る動きを行ってみましょう。(どれくらい捻れるか覚えておきましょう)
②わざと背中を丸めて猫背にしてから、そのまま捻る動きを行っていましょう。
➡
どうでしたか?①の方が楽に大きく動けたのではないでしょうか。
試して頂いて、ありがとうございます。座りましょう。
(参考書籍:筋骨格系のキネシオロジー)
図のように、各関節の動ける範囲がありました。
ただ、姿勢によって同じ身体でも大きく動ける範囲が変わること。
姿勢によっては、ピンポイントな負担をかけてしまうことで腰痛につながることを意識していきましょう。
まとめ
腰痛症~解剖~でも書いていきましたが、関節には、役割分担がある①可動性、②安定性
- 胸椎と股関節の可動性が重要! (①可動性)
➡胸椎・股関節が硬いと、腰を使わざるを得なくなり、無理な負荷がかかるため痛みにつながりやすい
- 腰は安定性が低い➡筋肉による安定性「ドローイン」が重要!(②安定性)
➡(筋肉のコルセットを巻くことで、腰の安定性を高めることが出来る)
姿勢が崩れると、ピンポイントに負担が集中し痛みにつながりやすくなります。
姿勢を保つためには、体幹の筋肉(インナーユニット)がとても大切です。
運動不足だと、筋肉が弱くなる・機能が低下してしまう。➡姿勢が悪くなり痛みも出やすくなります。
筋肉を維持・強くしていくためには運動の習慣が大切になります。
痛みの予防・いつまでも自分の足で歩くために、運動とほぐしを習慣にしていきましょう!!
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参考:
1)日本整形外科学会/日本腰痛学会,腰痛診療ガイドライン2012,南江堂,2012年11月5日.
2)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略,株式会社 医学書院,2017年7月1日
3)坂井 建雄/松村 讓兒,プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版,医学書院,2016年12月26日
4)中村 千秋編,渡部 賢一,鈴木 岳,北川 雄一著,ファンクショナルトレーニング 機能向上と傷害予防のためのパフォーマンストレーニング,文光堂,2010年10月1日
5)Donald A.Neumann著, 嶋田 智明, 有馬 慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日
6)厚生労働省,「職場における腰痛予防対策指針」,2013年6月18日