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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
前回は「五十肩を防ぐために知っておきたい体のこと」について書いていきました。
今回は【なぜ五十肩が起こるか?】についてご紹介したいと思います。
①肩のねじれで動きが変わる
肩内旋位で外転をしていくと、大結節が肩峰に衝突するために可動域が制限される。逆に外旋位で外転をしていくと、最大の外転可動域が得られる。¹⁾
→肩を内側にねじりながら動かすと、動きが悪くなる。
体感してみたい方は、下写真のように肩を①内側にねじる、②外側にねじる状態で手を挙げてみましょう。
① ②
②で手を上げていく際のほうが挙げやすくありませんか?
肩のねじれによって動きやすさが変わり、肩への負担が変わることを知っておきましょう!
②肩甲上腕リズムが崩れる
(肩甲上腕リズムについては、前回の記事で紹介しています。上のリンクを参考にしてください)
機能的な問題で不安定性が生じている場合でも、多くは腱板機能や肩甲胸郭関節機能など肩関節の機能的安定化機構を改善することで症状を改善させることができる。²⁾
→肩の動きが悪い場合、インナーマッスルを鍛えたり肩甲骨が安定することで改善しやすくなります。
腱板はいずれも肩甲骨を起点としている。そのため、腱板が正常に機能するためには肩甲骨が胸郭上で安定していることが重要である。²⁾
→肩のインナーマッスルは肩甲骨からついているため、インナーマッスルが上手く働くためには肩甲骨の安定性が大切です。
三角筋は肩関節の各運動において、強力な回転モーメントを与える筋であり、腱板筋群とともに活動することで十分な筋力が発揮される。¹⁾
→インナーマッスルとアウターマッスルが強調することで、肩は正常に動きます。
③猫背では肩の負担が大きくなる
猫背では、胸郭の拡大が制限されて肩甲骨の上方回旋が制限されるため、挙上制限が生じます。²⁾
→猫背では手が挙げにくくなり、肩の負担が大きくなります。
また、実際に体感してみましょう。2種類の姿勢でバンザイをします。
①まず、猫背の状態でバンザイをしてみましょう。
②次に背筋を伸ばしてバンザイをしてみましょう。どちらのほうが上がりやすいですか?②のほうが上がりやすいと思います。
①と②の違いは何でしょうか?それは…【姿勢】です。
つまり、猫背では肩が動きづらくなり、負担が増えます。
【姿勢】が肩の痛みにも関係していることを覚えておきましょう!
まとめ
今回は「なぜ五十肩が起きるか?」について紹介していきました
・内ねじりで手を動かすと痛めやすい
・インナーマッスルとの協調が重要。→肩甲骨の動きには多くの筋肉が関わっている
・猫背では、肩の動きが悪くなり痛めやすい
次回は「五十肩と姿勢の関係性」について書いていきます。
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参考文献
1)肩関節運動機能障害 何を考え、どう対処するか,嶋田智明、大峰三郎、立花孝 他,文光堂,2010年1月24日
2)工藤 慎太郎,運動機能障害の「なぜ?」がわかる評価戦略,株式会社 医学書院,2017年7月1日