足の形が膝の痛みと関係するか?~歩き偏~

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前回は「足の形が膝の痛みと関係するか?」についてご紹介しました。

今回は足の形が膝の痛みと関連する事がわかりましたので、動いている時、特に「歩き」ではどうなるか?をご紹介させていただきたいと思います。

 

運動連鎖

人間は歩くときに唯一足の裏が地面と接します。足は常に体重がかかりますが細かい筋肉が点在し一見すると弱そうにみえます。

それでも足の形が崩れないのは筋肉や靭帯、それを動かしている脳が働いてくれているからですが、歩き方や、体重のかかり方で長い年月をかけて形が崩れる事もあり、その代表例が【偏平足】です。

ではなぜ膝の痛みと足の形が関係するのでしょうか?

実は偏平足の様に足の形が内側に倒れると脛の骨も連鎖して捻じれます。このように足の形の変化が全身の姿勢の変化と発展していきます。

捻じれること自体は人間に必要な動きであり、正常な動きですが、この動きが強制的、日常的に反復すると膝へのダメージが深刻化していきます。

偏平足と変形性膝関節症の関係性を調査した研究では95名の変形性膝関節症を持つ患者の76.8%(1軽度偏平足12名、中等度偏平足16 名人、重度偏平足45名 )が足部の扁平化を起こしている事がわかり、大腿脛骨アライメントが扁平足の存在と有意に相関しているだけでなく、扁平足の重症度とも関連している事が示唆されています。1,2)

 

歩きで足はどうなるか?

偏平足の場合立位姿勢では膝に負担がかかる(特に膝の内側)とされていますが2,3)、歩いている時はどうなっていくのでしょうか?

歩きでは体重を足に乗せるタイミング(立脚期)と体重を乗せないタイミング(遊脚期)があり、体重が足にかかる立脚期に膝の痛みが問題になる事が多くなります。

立脚初期の間,過度な回内位をとる人は,膝の外反応力とそれによる内側側副靭帯の過伸張によって,しばしば膝内側の痛みを訴える.4)

上記の様に歩いている時も足の形が関係し、過度に扁平化(回内位)すると膝に負担がかかることがわかります。

これらが起こる原因として偏平足(土踏まずがない状態/内側縦アーチの消失)が要因であったり、そもそもの骨の形だったり、筋力の低下などが挙げられます。

立脚相の間,距骨下関節の過度なあるいは不十分に制御された回内の結果,共通した障害が生ずる.この障害には以下のような多くの原因がある.1)内側縦アーチを支持・制御するメカニズムの緩みや弱体化.2)足根骨の異常な形や動き.3)過度の大腿骨前捻.4)全身的な筋力の弱化あるいは可動性の低下.4)

 

以上のことにより歩いている時でもそもそもの足の形が変化しているのであれば膝の痛みに繋がる可能性があります。

次回は上記の内容を含めたうえでどのように予防していくか?をお伝えしたいと思います!

 

まとめ

①足の形は全身の姿勢の変化にまで影響を与える

②歩行の際も足の形は膝の痛みに関係する

③足の形が変化する要因としてアーチの支持機構や弱体化等が関係する

 

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参考文献

1)Zhang M, Nie MD, Qi XZ, Ke S, Li JW, Shui YY, Zhang ZY, Wang M, Cheng CK. A Strong Correlation Between the Severity of Flatfoot and Symptoms of Knee Osteoarthritis in 95 Patients. Front Surg. 2022 Jun 30;9:936720. doi: 10.3389/fsurg.2022.936720. PMID: 35846950; PMCID: PMC9280043.

2)Riskowski JL, Dufour AB, Hagedorn TJ, Hillstrom HJ, Casey VA, Hannan MT. Associations of foot posture and function to lower extremity pain: results from a population-based foot study. Arthritis Care Res (Hoboken). 2013 Nov;65(11):1804-12. doi: 10.1002/acr.22049. PMID: 24591410; PMCID: PMC4039193.

3)Gross KD, Felson DT, Niu J, Hunter DJ, Guermazi A, Roemer FW, Dufour AB, Gensure RH, Hannan MT. Association of flat feet with knee pain and cartilage damage in older adults. Arthritis Care Res (Hoboken). 2011 Jul;63(7):937-44. doi: 10.1002/acr.20431. PMID: 21717597; PMCID: PMC3087845.

4)Donald A.Neumann著, 嶋田智明, 有馬慶美訳,筋骨格系のキネシオロジー 原著第2版,医歯薬出版,2012年3月1日.

5)Franklin S, Grey MJ, Heneghan N, Bowen L, Li FX. Barefoot vs common footwear: A systematic review of the kinematic, kinetic and muscle activity differences during walking. Gait Posture. 2015 Sep;42(3):230-9. doi: 10.1016/j.gaitpost.2015.05.019. Epub 2015 Jun 3. PMID: 26220400.