肩こりはここがこる!

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今月のテーマは【肩こり】についてご紹介させていただきます!

 

肩こり?首こり?

日本で良く耳にする【肩こり】ですが、海外では【肩こり】は無い。とよく耳にします。

が、【非特異的な首の痛み】は見られ、1)その痛みは日常生活の質を低下させてしまいます。

Appropriate management of nonspecific neck pain is essential because chronic neck pain results in increased muscle tone, restricted cervical range of motion, functional impairments of activities of daily living, and decreased quality of life.2)

⇒非特異的な頸部痛は筋緊張、可動域、日常生活の質を落とすので痛みの管理は必須。

そんな肩こりですが、いったいどこがこっているかピンポイントではなくかなり広範囲にわたって起きます。

 

脊柱、肩周りの骨

首周りの正しい位置はしっかり顎が引けていて、肩甲骨が前に出ていない状態になります。

よく耳垂(耳たぶ)かた肩の先(肩峰)を結んだ線といわれますね。

In the normal position of the head and neck, the center of the shoulder joints must be located vertically with both mastoid processes.3)

⇒乳様突起と肩の中心が垂直であることが頭頚部の正しい位置とされています。

 

また、肩甲骨は胸郭についており、骨同士で支えられている部分は鎖骨部分しかありません。

つまり肩甲骨は筋肉で吊るされている状態になります。

 

脊柱、肩回りの筋肉

付着している筋肉についてもう少し見てみましょう。

首は寸胴型になっており、その周りには大小様々な筋肉が付着しています。

このように様々な筋群が首の動く方向(曲げ伸ばし/回旋/横に倒す)に働くことがわかると思います。

また、胴体に近い部分では、頸部痛の原因とされている様々な筋肉が付着しており、

それぞれが短縮したり、弱くなったり、伸びきったりと筋肉のバランスが崩れることで肩こり、首こりが起こることがわかります。

In this condition, rhomboids, serratus anterior, and lower trapezius are weakened, and pectoralis major, pectoralis minor, upper trapezius, and levator scapulae muscles are shortened, causing pain due to muscle imbalances.3)

⇒この状態では、菱形、前鋸筋、下部僧帽筋が弱まり、大胸筋、小胸筋、僧帽筋上部、肩甲挙筋が短くなり、筋肉の不均衡による痛みが生じます。

 

まとめ

今回は【肩こりはここがこる!】についてご紹介しました。

①肩こりは生活の質にまで影響を出すことがある

②首/肩の正しい位置⇒耳垂~肩峰

③筋肉のアンバランスは姿勢を崩し肩こりを悪化させる

 

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参考文献

1)Binder A.The diagnosis and treatment of nonspecific neck pain and whiplash.Europa Medicophysica 2007 March;43(1):79-89.

2)Ho-Jin Shin,Sung-Hyeon Kim,Suk-Chan Hahm. et al.Thermotherapy Plus Neck Stabilization Exercise for
Chronic Nonspecific Neck Pain in Elderly:A Single-Blinded Randomized Controlled Trial.Int J Environ Res Public Health. 2020 Aug; 17(15): 5572.Published online 2020 Aug 1. doi: 10.3390/ijerph17155572.

3)Sam-Ho Park,Myung-Mo Lee.Effects of Lower Trapezius Strengthening Exercises on Pain, Dysfunction, Posture Alignment, Muscle Thickness and Contraction Rate in Patients with Neck Pain; Randomized Controlled Trial.Med Sci Monit. 2020; 26: e920208-1–e920208-9.Published online 2020 Jan 30. Prepublished online 2020 Mar 23. doi: 10.12659/MSM.920208.

4)Chattrachoo Thongprasert, R. Kanlayanaphotporn.Abnormal performance of cervical stabilizer muscles in individuals with low back pain.JOURNAL OF MANUAL & MANIPULATIVE THERAPY2019, VOL. 27, NO. 4, 215–221 https://doi.org/10.1080/10669817.2018.1560946.

5)René Fejer , Kirsten Ohm Kyvik, Jan Hartvigsen.The prevalence of neck pain in the world population: a systematic critical review of the literature.Eur Spine J. 2006 Jun;15(6):834-48. doi: 10.1007/s00586-004-0864-4. Epub 2005 Jul 6.