肩がこる要因

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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】

BC-bodyでは【予防医学】の観点から

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今回から【肩こりについて】をご紹介したいと思います。

原因は?

(1)筋の過度の使用。(2)血行障害による疲労物質の蓄積、 動脈硬化による肩の諸筋への血行不良。(3)不自然 な体位、 不良姿勢、 円背、なで肩、側わんなど同じ姿勢を無理に長時間保った結果の血行不全 。(4)心理的な緊張。(5)筋の結合織炎が原因である。¹⁾

本態性とは特別な基礎疾患が見当たらないものを指すが、これらを引き起こす危険因子としては、不良姿勢、運動不足による筋力低下、不適切な運動、過労、寒冷、ストレス、加齢などが挙げられる。²)

⇒肩こりの原因は、血流・疲れ・姿勢の悪さ・コリや筋力低下などがある

 

血流が悪くなる

肩こりと局所の循環動態が関与することについて異論はないと考えられる。³)

発症機転は、一般的には筋虚血による痛みの発生と理解されている。原因にはヒトが二足歩行になったことによる宿命病とも呼ばれる反面、文明の発展に伴う生活スタイルの変化や運動不足との関連も指摘されており、生活習慣病の一つとみることもできる。⁴⁾

肩こりにおいては、筋線維の持続的収縮による血管圧迫により酸素供給の低下が生じ、筋の解糖系において 無酸素的な代謝が進行し、その結果、乳酸が生じたり、ブラジキニンのような発痛物質が生成したりして、強い肩こり感(痛みも含めて)を訴えるようになるものと考えられた。深部組織の筋肉の緊張により更に血行 を不良にするという悪循環を繰り返すと言われている。⁵⁾

⇒筋肉が固まると血流が悪くなりコリや痛みを感じやすくなる

 

姿勢

不良姿勢のなかでもいわゆる“猫背”は、腰や背中にかけての鈍痛をもたらす腰痛症、頚・肩凝りを主訴とする頚肩腕痛の原因となり⁴)

⇒特に猫背は肩こりの原因になる

姿勢の自意識と有訴数(腰や背中が痛い・頚や肩が凝るなど)の関係では、姿勢が良い方だと思う群では、有訴無し4名(男性3名・女性1名)、腰や背中が痛い2名(男性2名・女性0名)、その他の痛み男女とも無し。姿勢が普通だと思う群では、有訴無し29名(男性19名・女性10名)、腰や背中が痛い17名(男性12名・女性5名)、頚や肩が凝る22名(男性17名・女性5名)、その他の痛み男女とも無し。姿勢が悪い方だと思う群では有訴無し28名(男性19名・女性9名)、腰や背中が痛い46名(男性27名・女性19名)、頚や肩が凝る32名(男性16名・女性16名)、その他の痛みは5名(男性4名、女性1名)、部位は(肩1、腕1、股1、膝2)で不良姿勢の自意識が増すにつれ有訴者数も増加する傾向にあった。⁶)

⇒姿勢が悪いと感じている人ほど不調が出やすい

猫背に対する自意識調査では、①自分を猫背だと思う男子学生62%・女子学生65%、②猫背と思う学生のうち他人から指摘された男子学生52%、女子学生60%となっており、男女とも6割近くが自他共に認める猫背であった。また、日頃のクセについては、椅子に座るとき浅く座って背もたれにもたれるが男女平均で65%、座るとき背中を丸めるが65%と座る際の不良姿勢を自覚しているおり、不良姿勢を認識しつつ生活上の癖が改善されないことがアンケートから伺えた。⁶)

⇒姿勢が悪いと自覚していても悪い癖はなかなか治らない

体幹を鍛えましょう

また仕事時の姿勢が座位中心でほとんど歩くことがない者に多いことを認めた。注目すべきは体幹筋筋肉量の低下で、これは肩こり症状により体幹機能障害が生じて体幹筋肉量が低下した可能性、あるいは体幹筋の活動不良により頸肩腕部の負担が増加する不良姿勢に伴って肩こり症状が生じた可能性を示唆していると
推察した。⁷⁾

⇒体幹が弱い人ほど肩こりが出やすい

胸椎が過度に後弯して猫背となるような不良姿勢を矯正し、ひいては腰部周囲の体幹筋の筋肉量が増加するようなアプローチが有効ではないかと考えた。⁷⁾

⇒体幹を鍛えて猫背を治すと改善しやすい

 

まとめ

今回は【肩こり】について紹介していきました

肩こりの原因は、血流・疲れ・姿勢の悪さ・コリや筋力低下などがある

筋肉が固まると血流が悪くなりコリや痛みを感じやすくなる

体幹を鍛えて猫背を治すと改善しやすい

 

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がじゅまる整骨院院長(加藤由基)

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参考文献

1)佐々木和郎,肩凝りの定義およびメカニズム,全日本鍼灸学会雑誌,1994年44巻4号p.361-363

2)森本昌宏,肩こりの臨床:適切な診断と治療のために,近畿大医誌,2010年第35巻3,4号 151~156

3)奥野 浩史/竹田 太郎/笹岡 知子 他,肩こりと肩上部の硬さとの関係,全日本鍼灸学会雑誌,2009年第59巻1号,30-38

4)橘内勇/大塚吉則,大学生における猫背、腰痛・肩凝りの発現率とその対策についての調査,北海道大学大学院教育学研究院紀要, 104, 205-211,2008-03-31

5)坂井友実/大崎紀子/安野富美子 他深部組織循環動態と肩こりの関係―近赤外分光法による検討―日温 気物医誌,第65巻3号2002年5月

6)豊永敏宏,運動器疾患の進行予防ハンドブック,医歯薬出版,2005

7)加藤剛平/岩本幸英/豊永 敏宏,勤労者の肩こり症状に関連する因子の検討,日本職業・災害医学会会誌,2019-03