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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
BC-bodyでは【予防医学】の観点から
いつまでも自分の足で歩き続けることができる身体づくりを提供いたします。
今回から4回に渡り、「ヘルニア(腰)について」記事を書いていきます。
今回は【ヘルニア(腰)を防ぐために知っておきたい体のこと】をご紹介したいと思います。
今回のポイント
・腰は負担がかかりやすい
・骨盤や胸椎の影響を受けやすい
以前、腰痛について記事を書いています。こちらの記事も参考にされてみてください。
腰椎椎間板ヘルニアとは?
ゼラチン状の髄核(内側)が線維輪(外側)を破って,外に飛び出し神経を圧迫することで,腰痛や足の痺れなどが出現したものです。¹⁾
(²⁾坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラスより引用)
腰の構造
椎間板は、衝撃吸収装置(クッション)として働きます。
圧を均等に分散させることで、関節面への負担を均等に分散しています。
(²⁾坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラスより引用)
腰は靭帯などにより安定性を高めている部分です。前側には前縦靭帯、後ろには後縦靭帯(青)などがあります。
しかし、靭帯による補強が不十分な場所があります。
その場所とは、後ろの外側です。(赤)
(²⁾坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラスより引用)
腰のヘルニアでは後ろの外側に飛び出しやすいです。²⁾
腰の動き
腰椎は、①曲げる(屈曲)・②伸ばす(伸展)、③横に倒す(側屈)動き、④捻る(回旋)が可能です。
それぞれの動く角度としては、
①50°、②35°、③20°、④5°動かすことができます。²⁾
(³⁾Donald A.Neumann著; 嶋田智明, 有馬慶美訳.筋骨格系のキネシオロジーより引用)
腰は骨盤・胸椎と関係する
腰と骨盤や胸椎の繋がりを体感するために、これから4つの動きを試してみましょう。
①猫背➡腰が丸まる、②胸をはる➡腰が反る
③骨盤を立てる➡腰が反る、④骨盤をねかせる➡腰が丸まる
(²⁾坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラスより引用)
腰を動かそうと思っていなくても、胸椎や骨盤を動かすことで自然に動きませんか?
腰は上下の姿勢や柔軟性などに左右されやすい⁴⁾ことを覚えておきましょう!
まとめ
今回は【ヘルニア(腰)を防ぐために知っておきたい体のこと】について紹介していきました
・腰は負担がかかりやすい
・骨盤や胸椎の影響を受けやすい
次回は【どうするとヘルニア(腰)になりやすい?】について書いていきます。
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参考文献
1)日本整形外科学会,日本脊椎脊髄病学会.腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン改定第2版,南江堂.2011.総ページ数(p108)
2)坂井建雄,松村讓兒.プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系第3版,医学書院.2016.総ページ数(p616)
3)Donald A.Neumann著; 嶋田智明, 有馬慶美訳.筋骨格系のキネシオロジー.原著第2版,医歯薬出版.2012.総ページ数(p780)
4)嶋田智明,大峯三郎,山岸茂則.運動連鎖~リンクする身体.文光堂.2011.総ページ数(p344)