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がじゅまる整骨院の加藤です。自己紹介【加藤由基】
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今回は【テニス肘】:外側上顆炎についてまとめていきます。
テニス肘とは?
上腕骨外側上顆炎は別名テニス肘とも呼ばれ、疼痛が手関節伸筋群を中心とした肘外側部周辺に生じる代表疾患である。¹⁾
⇒【テニス肘】は外側上顆炎ともいわれる
上腕骨外側上顆炎の病態は短撓側手根伸筋(ECRB)の腱付着部症(enthesopathy)であることはほぼコンセンサスが得られている。²⁾
⇒【短撓側手根伸筋】が深く関係している
どんな人に多い?
当院を受診した上腕骨外側上顆炎2587例2800肘で年齢構成、職種、スポーツ歴の有無、有病期間などを調査した。40代と50代で65%を占め重労働者よりデスクワーク従事者に多く見られ³⁾
⇒40~50代で多く、デスクワークでも痛むことが多い
問診で知りえた有識者792人の中でコンピューターを使用する頻度の高い患者が最も多く、料理人や食肉業者、重量物運搬、酪農、農業など比較的上肢を酷使すると思われる職業のほか、介護師、保育士、看護師の受診も多かった(図2a)。スポーツ愛好家は536人で、テニス愛好家が最も多く32%、次いでゴルフが30%であった(図2b)。³⁾
⇒デスクワーク以外でも、手をよく使う職業や護師、保育士、看護師も多かった
一般には「テニス肘」として知られている上腕骨外側上顆炎は、いったん発症すると難治性であることも少なくない。何かをつかんで持ち上げるような動作もままならなくなり日常生活に支障をきたす。また様々な治療法が存在するが、唯一無二の治療が存在しない事も本疾患の特徴であっ²⁾
⇒テニス肘は一度痛むと治りにくいことも少なくない
治療群と無治療群を比べると前者のほうが改善が早い傾向にあり、治療内容に関係なく6ヵ月以内に90~95%で改善が得られるとされている。²⁾
⇒放置よりも治療したほうが回復が早いが、半年以内に90~95%改善するといわれている
治療法
上腕骨外側上顆炎はまず保存的治療法を行うことが基本である。それが無効な場合に手術的治療法を検討する。いずれもガイドライン上推奨度の高いものが多く、gradeA:理学療法、薬物療法、ステロイド剤局注、鍼治療、gradeB:テニスバンド、手術的治療法、gradeI:体外衝撃波などである。²⁾
ストレッチング、深部マッサージ、超音波などが報告されており、単独または組み合わせることで有意に症状を軽減させる。²⁾
⇒治療法としての基本は手術せずに、ストレッチや深部マッサージなどが推奨されている
対象はストレッチ運動を単独に行った群(ST群)11名と筋力増強運動とストレッチ運動を併用した群(MS)群11名とした。その結果、肘機能評価得点及び圧痛は両群共に有意に改善した。外側上顆の圧痛はST群に比べてMS群が有意に減少した。以上のことから本症に対する運動療法は有用であるといえる。又、外側上顆の疼痛が主症状な場合の運動療法は、筋力増強運動とストレッチ運動の併用が効果的であると示唆された。⁴⁾
⇒ストレッチと筋トレを組み合わせると効果的
まとめ
今回は【テニス肘】:外側上顆炎について紹介していきました
・【短撓側手根伸筋】が深く関係している
・治療法としての基本は手術せずに、ストレッチ・マッサージや筋トレなどが推奨されている
・デスクワークでも痛むことが多い
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参考文献
1)金子翔拓/林弘樹/西本亮 他,上腕骨外側上顆炎例の股関節可動域,株式会社南江堂,整形外科Volume72,Issue11,1144-1146(2021)
2)島村安則/井上円加/小澤正嗣 他,上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン,岡山医学会雑誌,岡山医学会雑誌2011年123巻2号p.141-144
3)加藤悌二/安岡寛理/入江弘基,上腕骨外側上顆炎2800肘の疫学的研究およびその本態に関する考察,日本肘関節学会,日本肘関節学会雑誌,2017年24巻2号p.289-295
4)鈴木克彦/長谷川博一/小田知矢 他,上腕骨外上顆炎の運動療法 ストレッチ運動と筋力増強運動との比較,山形県立保健医療大学,山形保健医療研究 巻5,p.63-68,発行日2002-03