今、様々な体幹トレーニングの中で、ウォーターバッグを使ったトレーニングが注目されています。
今回はウォーターバッグを使ったトレーニングについて紹介していきます。
ウォーターバッグトレーニングとは?
「ウォーターバッグトレーニング」とは、その名前の通り、『水を入れたバッグを使ったトレーニング』です。
他のトレーニングで使うようなダンベルやプレートなどのように重さはあっても安定しているものとは違い、動きの中で水が前後左右に動くために不規則に重心がずれることが特徴的です。
当然、水の重さが負荷になるために筋肉を発達させる効果もあります。
水を使ったトレーニングを行うメリットが2つあります。
- 体幹を鍛えることができる
- 負荷調整や管理が簡単
1.体幹を鍛えることができる
ウォーターバッグを使って体幹を鍛える特徴として、
・水が不規則に動くことで、予想外に姿勢が崩される
・不規則な負荷の中で姿勢を保つために、反射的に体幹が使われる
「体幹」とは、お腹周りをイメージしますが、広くとらえると全身と考えることもできます。
水を使ったトレーニングでは、水の不規則な動きに負けずに体幹を支えるとともに、足での支えや腕を使ったバランスなど、全身を同時に鍛えていくことができます。
普段行うスクワットをウォーターバッグを使って行うだけで、動きの中で水が左右に移動するため、常に体幹とともに左右の脚・腕を使ってバランスを保ちながら動かなくてはいけません。
日常生活でも、スポーツの場面でも、身体は常にバランス(姿勢)を保ちながら動かなくてはいけないので、ウォーターバッグはよりそれらの動きを鍛えていくことができます。
2.負荷調整や管理が簡単
ウォーターバッグ自体は空気を入れて膨らませて水を入れるだけで準備ができ、使わない時は空気を抜いてしまえるので管理がし易いです。
また、負荷の調整は水の量で変わるので、バッグに水を入れるだけで変えられます。
大切なことは、「バッグの中で水が動く」ということですので、水をいっぱいに入れすぎないようにします。
ウォーターバッグを使ったトレーニングを紹介
トレーニング①(片足スクワット)
トレーニング②(オーバーヘッドスクワット)
動画の中で、エクササイズの動きとともに水が動いているのが分かると思います。
エクササイズの中で水が動くので、バランスを取りながら動くと反射的に体幹を支えるとともに全身を同時に鍛えていくことができるのです。
まとめ
普段行っているトレーニングを、ウォーターバッグを使って行うだけでいつもと違う負荷が体にかかり、違った面白さも感じていただけると思います。
ただし、前提として姿勢が整っていて、体幹の安定性がある状態で、「より鍛えていく」という位置付けで使うことをおすすめします。
姿勢が崩れている状態で不規則な負荷が加わるとより姿勢が崩れるだけであったり、そもそも体幹の安定性が低い人では水を使う前に行うべきトレーニングが他にある可能性があります。
PTコンディショニングルームでも、まずはピラティスで身体を整え、他のトレーニングとともウォーターバッグを使って全身をトレーニングしています。
是非、試してみてください。